世界レベルの素晴らし競技を9日間ずーっと見られてとても楽しかった!
今回はカナダのカルガリー空港から南東へ100kmのスブリッジという都市で開催。3月初旬に行われた日本選手権で優勝したコンサドーレ札幌が出場(女子は中部電力、彼女たちも女子世界選手権で4位)。
「え、なに、コンサドーレ?」「軽井沢じゃなくて?」「前、軽井沢にいた清水くんくらいしか情報ないんですけど?」という状況での予選リーグ、快進撃に次ぐ快進撃で前回大会準優勝のカナダを破り、カーリング発祥の地スコットランドを破り、え、え、前回大会優勝のスウエーデンには負けちゃったけど、え、え、このままどこまで強くなっちゃうの?と見守っているうちにプレーオフ進出。うぉぉぉ。決勝リーグ第一戦でアメリカ(平昌冬季五輪金メダル)に勝ち、うぉぉぉぉ、準決勝進出、うぉぉぉ、しかし準決勝でスウエーデンに破れ、3位決定戦にまわりスイスと戦い逆転負け、うぉぉぉぉぉ、残念! 前半には会心の一撃もあっただけに残念! しかしながら果敢に攻めていく日本チームの戦いっぷりに、カーリング見巧者のカナダっこたちを大いに沸かせ、試合終了後は観客達のスタンディングオベーションで華々しく終わったのでした。
しかし残念! 惜しかった。試合終了後のインタビューでは、最年長のあべちゃんがうっすら涙目で、スキップの松村さんも涙目+眉間に激しい皺を寄せていましたが、きっと今後実を結ぶことでしょう。
明けて今日、録画しておいたカナダ対スイスの決勝戦をざっと見たけど、なんでこのカナダに予選リーグで勝てたのかしらという王者対王者の高レベルな試合。スキップの人の目が、人を殺してきた人間の目! そしてストーンの動きが機敏! 予選リーグでよくみた「へろへろー」「へっ」「かこーん」「コロコロ」といった動きが皆無。「ガッ!」「カコーーーーン!」「ガッ!」というキリッとした音。ストーンが出す音からして次元が違う。これからもしばらくの間、スウエーデンとカナダの超二強時代が続くのでしょうね。
以下、男子カーリングチームひとくちメモ。
アメリカ代表、平昌冬季五輪金メダリスト。共和党大会かと思うようなキャップを着用。とても声が大きい。スイープのときも声が大きい。作戦立てるときも英語で堂々と大声で取り交わしている。みんなが静かに自転車競技やってる最中にハーレーで乗り込んできたみたいなチーム。セックスのときも声が大きいに違いない、と偏見を持ってしまった。スポンサーはトヨタ。
USA's final ranking is 5th in Lethbridge.
Playoff story here: https://t.co/ujAICLwzyt#wmcc2019 pic.twitter.com/o3RQ0aL4er
— USA Curling (@usacurl) 2019年4月6日
イタリア代表、特に印象なかったのですが、スポンサーはスズキ。
Italy win again in record breaking world championship performance >> https://t.co/7PQ9qGs182 #WMCC2019 #curling pic.twitter.com/ulQPQYkMRH
— World Curling (@worldcurling) 2019年4月4日
スウエーデン代表。なぜかみんな髪型が一緒。ちょっと年齢の離れたコーチまで髪型が一緒。スウエーデンってこれしか髪型のバリエーションがないのかな?
Sweden defend title at Pioneer Hi-Bred World Men’s 2019 >> https://t.co/WgXysqq6rW #WMCC2019 #curling pic.twitter.com/xGtJh46RSR
— World Curling (@worldcurling) 2019年4月8日
スイス代表。二枚目の写真の前列左から二番目のシュワルツさん。このフォースのシュワルツさんがとてもすごい。試合中、ほとんど笑わない。試合中に相当追い込まれて、それを難なく打ち負かしたあとにニコッと上品に微笑むだけ。この人にとってカーリングって熱くなるスポーツじゃないんだろうな、「こうすればああいく」というのが頭のなかにきっちり描き切れてる人なんだろうな、すごく頭のよい人なんだと思う。趣味は写真だそうです。これからもスイスチームをウォッチしていきたいと思います。
カナダ代表は一枚目の写真。右端のスキンヘッドの男性クーイさんがこのチームそのものでもあるような大変な存在感でした。
It’s Canada vs. Switzerland (@TeamDeCruz) live now on @TSNCurling!
Le Canada affronte @Swiss_Curling, en direct maintenant sur @TSNCurling!#wmcc2019 pic.twitter.com/KhWrCropSd
— Curling Canada (@CurlingCanada) 2019年4月5日
決勝のスゥエーデン対カナダは、実質、このスキンヘッド・クーイさんと、眉なしニクラス・エディンさんとの勝負だったように思います。この二人、これからも対決続けていくんだろうなー。
Gooooood morning curling fans.
Just about time to say goodbye to Lethbridge.
Sweden won the world title again. 7-2 final over Canada.
Edin's defeat of Koe affirms Swede's status as curling great.
My final story: https://t.co/glGoVDW4gE #cbccurl pic.twitter.com/hhqc63z4CS
— Devin Heroux (@Devin_Heroux) 2019年4月8日
日本代表、コンサドーレ札幌。左からコーチ、阿部ちゃん、松村さん、清水さん、谷田さん(今回オールスターに選ばれた!)、リザーブの相田さん(大学生!)。お疲れ様でしたー。今後もおっかけていきたいと思います。
カーリング男子世界選手権inカナダ🇨🇦
明日のアメリカ戦前には“おむすび”🍙
しっかり食べて、おむすびパワーで がんばれ!🇯🇵
#全農 #カーリング #カナダ pic.twitter.com/9A4gpu3rNN
— 全農広報部 スポーツ応援 (@zennoh_sports) 2019年4月6日
このあとカーリングは4月20日からノルウェーで開催されるミックスダブルス選手権が控えており、日本からは藤澤五月と山口剛史が出場予定です。これも展開楽しい面白い試合がたくさん見られることでしょう。たのしみです。以上!