オーディオブックで前巻が半分終わりました。サピエンス全史という堂々たるタイトルをつけるだけあって、ほんとうに壮大な叙事詩です。4月25日には「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」という番組が放送されるそうです、録画だ録画だ! ハラリ氏については、英語名でがんがん画像検索してください、いい写真がたくさんございます。カメラマンさんも気合入れて撮影されたことでしょう。こんなふうに知性が体から洪水のように溢れちゃってる日本人っていまだと誰なんでしょうか。いるのかな?
ランチタイムのサラリーマン激減で飲食店売上減、会社終わったあと飲み会する人も減って売上減、出勤するサラリーマンが減ってクリーニング屋さんも売上減、公共交通機関各社は乗客減って売上減などなどいろいろと悲しい気持ちになってくるニュースがちらほらと。東京山喜株式会社が倒産したり(たくさんのプロ意識高いパートさんたちはどうなるのか)、帝国データバンクの倒産情報のページをみてため息をつくことが多くなってきてしまいました。
しかしこうやってサラリーマンが出勤しなくなると、丸ノ内のたっかいお家賃の、眺望最高・外界見下ろし系のオフィスに、たっかいすてきなスーツをきて、鞄病の女を振り向かさせるようなしゅてきなバッグを持ち、ピカピカに磨かれたビジネスシューズでお勤めに行っていたあの生活は一体なんだったのか。あれは幻だったのか? 単なる「浪漫主義的消費主義」の発露に過ぎなかったのか? ついつい考え込んでしまいます。
ファッションとは、消費とは一体なんなのか。
こんな生活を何年も暮らしていたら、
私の鞄病は完治してしまうではありませんか!!
完治してしまうではありませんか------!
鞄病にまみれられる世の中に戻るのにどのくらいの時間がかかるのでしょう。あれよあれよという間にこんな日常に封じ込められてて、気がつくとなんたる非常事態を受け入れているのかと驚いています。
あとはオーディオブックがもっと進化して、お気に入りの声優さんの声とAIと悪魔合体させて、自動で読み上げてくれるサービスが始まるとかですね、えぇ、宮沢賢治を小林親弘さんの声で読み上げていただきたとか、ハラリ氏は津田健次郎さん一択でとかですね、早くそんな時代がくるといいですね。あっという間にきそうな気もしますけれども。