今日の刺繍メモ。DMC 赤の777番はスイスの国旗の赤に近い。
営業自粛の厳しい折、ネット通販も停止になり、刺繍糸が買えないとさめざめしていたところ、友人が使わなくなったという刺繍糸をごっそりと送ってくれました。
100円ショップのもさもさした糸で刺繍を続けていた私にとって、DMCのラベルで綴じられた色糸の束のまばゆいばかりの光沢ときたら! 糸を刺しているときも美しく、仕上がりもまったく違うではありませんか!!
この贈り物により、手持ちの色で場面を構築するという楽しみも覚えました。友人には感謝しかありません。ありがとうございました。
昨日はハラリ先生の「サピエンス全史下巻の第4部 科学革命 第16章 拡大するパイという資本主義のマジック」を聞きながら心を無にしてスイス国旗をチクチクしておりました。その直前の「14章 無知の発見と近代科学の成立」「15章 科学と帝国の融合」で「明の鄭和は世界中を船で探検したけどどこを制服するということもなかった、しかしスペイン人はそうではなかった」のあたりがとても印象的でした。その後、大英帝国のなりたちなどに話が移っていくのですが、英国人のことを「ブリカス」というのもよくわかる内容でした。これを聞いていると「ヨーロッパ的なもの」がとても罪深いものに感じられてきます。
現在「サピエンス全史」下巻の2/3が過ぎたところ、このあとわたくしのネガティブな思いが覆るような内容が待っているのでしょうか、どうでしょうか!