春塵にアンパンマンが聞こえをり

昨日は東日本大地震発生の日から10年目でした。

あの年の3月、J-WAVEのピストン西沢さんの「GROOVE LINE」という番組では、平常運転で馬鹿話を続けてくれた。それに結構救われた。当時の番組内ではよくアンパンマンがかかっていた。

そうだ うれしいんだ いきる よろこび
たとえ むねのきずが いたんでも
ああ アンパンマン やさしい きみは
いけ! みんなのゆめ まもるため

やなせたかしさんはこういうときのために、あの曲をつくっていたんですよ。すごいことですよ。誰もが歌える簡単な歌詞なのに、あんな曲を作れるなんてほんとすごい。

2021年のいま、ピストンさんの番組では10分ほど新型コロナウイルスに関する時間をとってくれている。コロナになってしまった、家族がかかってしまった、仕事がなくなって困っている、といった声が寄せられて、ネットでもSNSでもなく、こういう声を感情的にならずフラットに拾えるのってなかなかできないことと思う。

あの地震のあとも、その翌日栄村で震度6、翌週に静岡で震度6、5月に松本で震度5、6月に新潟で震度5、2014年長野県北部、2016年に熊本、2018年胆振地方、そして先月にも福島で大地震、夏は台風で日本のどこかが毎年必ず壊滅的な被害を受け、春秋は比較的問題ありませんが、冬に豪雪で集落孤立などそらもういろいろありますが、「そうだ うれしいんだ いきる よろこび」を毎日噛み締めながら粛々と生きていきたいと思います、できればひとにやさしくしながら。

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