1月から始めたラジオ英会話、ちゃんと続けてます。ラジオ英会話だけでは物足りないので、海外ドラマも見ています、Amazon Prime Video です。モテないオタクの科学者たちが主役のドラマ「ビッグバン・セオリー」。
舞台はカリフォルニア工科大学。主人公はIQ高めの科学者でオタクの男性四人、テキサス出身の一番面倒なシェルドン(「吸血鬼すぐ死ぬ」のヨモツザカみたいな人)、そのシェルドンとルームシェアしているレナード(名前に「Nerd」が入っていることを気にしてる、常識的で頭の良い人で全般的にはモテないけどヤリチン)、セックスにたどり着くためならどんな間違った道も歩みかねないユダヤ人のハワード、シラフでは女性と話すことすらできないけどお酒を飲むと褐色の弾丸と化すインド出身のラージ。共同生活を送るシェルドンとレナードの隣室に、ネブラスカ出身の金髪美人のペニーが引越してきたところから物語は始まります。
全シリーズは足掛け10年に渡って放送され、2019年に放送された最終回の視聴者は1500万人、当地ではなかなか人気があったもよう。早口なれど、人気作品なので全スクリプトを起こしたサイトがあり、聞き取れなかったところをそのサイトで補完しています。「メールしてね」は「Text Me」、「で、実際彼女とエッチしてみてどうだった?」という聞きにくい質問は「How was she?」の3語でオッケー、などなどいろいろと勉強になっています。
「これ、いまだとなかなか微妙だよね」という差別発言も多く、彼らの早口に慣れてくると、字数制限が理由だけともいえない、優しさに溢れたオブラートに包んだ翻訳がちらちら混ざっていることにも気が付きます。すごい、耳が慣れるってすごい! これらをテンポのよいブラックジョークとして、凡人と変人のディスコミュニケーションの愉快さを楽しむべきドラマなんだと思います。
科学者四人は、小さい頃には優秀すぎていじめられたり、様々なトラウマを抱えていたり、あまり幸せな子供時代を過ごしてない。対してペニーは「あれがいじめ? からかっていただけよ?」という高校生活を送ってきた、でも彼女はチアリーダーになれるほどの存在ではなかったし、いまも女優を夢見てウェイトレスのバイトで食いつないでいる。大人となったいまでは、むしろペニーがイタイ人になってしまっている。
そんな(変人)科学者4人と隣室のペニーとの間でなんのかんので築かれていく友情。物語が進むに連れ男性陣に徐々にガールフレンドができ(でもやっぱり変人)、その変人ガールフレンドとペニーの間にも友情が芽生えていく。そしてシーズン4にもなれば、「はっ、これはアメリカの男女七人夏物語の編成ではないですか!」と気が付くのです。
というわけで、シーズン12まで完走する予定です。これが終わったら法廷ものかビジネスもののドラマを見て、もうちょっと落ち着いた英語に慣れていこうと思います。