こどもの日荒川線を全部乗る/1日乗車券で行く薔薇垣めぐりの小さな旅

去年の大型連休は、漫画読んでドラマ見て料理作って刺繍していたみたいです。今年は、オーブンレンジを買って設置してお菓子作り2回して太って海外ドラマを見ながら刺繍して本を読んでおりました。
どこにもI・KE・NA・I! 
去年とKA・WA・RA・NA・I! 
一昨年は香港広州デルタ地帯に行ってました。あぁあのときの旅費のことを思えば、オーブンレンジの一台や二台どってことないじゃないですか。そんなこんなで最終日の5日こどもの日は、自宅からてくてく早稲田まで歩き都電荒川線全線に乗ってみました。

 

始発の早稲田駅で車掌さんから一日乗車券を現金で買う。初めて乗る東京のトラム。シートはふかふか、渋滞知らず、椅子に座って眺める沿線の風景はなんとものどか。東池袋のあたりから薔薇の垣根が始まり、その華やかさ、立派な咲きっぷりに見とれていると飛鳥山。数週間前には桜が咲き誇っていたであろう公園をぐるっとまわり、アスカルゴという妙な乗り物を目にして驚く。

途中、熊野前駅で下車し、日暮里舎人ライナーに乗り換える。日暮里まで一旦向かい、日暮里から終点の見沼代親水公園駅で下車、さくっと全線制覇。日暮里舎人ライナーは隅田川と荒川を越える。越えるたびに風景が平らになっていく。東京も広いんだなぁと感心するけど、早稲田からなら車で20kmの距離。このわずか20kmの間に、家屋・ビルがみちみちとひしめきあい、それぞれの街で路線価が異なり、そのそれぞれにオーナーがいて、みんなが固定資産税を払っているのかと思うとくらぁっとした。

終点の見沼代親水公園駅で下車。ここは本当に23区なのか、姉の家が所在する長野県某市某所の区画整理された住宅街の一角なのではないかと一瞬錯覚する。駅からなにかランドマークはないのかと調べたら、親水公園というかわいらしい公園と境川部屋があるというのでそこを目指す。境川部屋の看板をちらっと眺め(ポケモンGOのポケジムになっていた)、再び舎人ライナーへ。次は舎人公園を散策。BBQコーナーと駐車場を閉鎖していたので、とにかく疎。もしかして昼寝している間に世界は滅亡したかな、ってくらいに静か。舎人公園駅から日暮里舎人ライナーに乗り、熊野前駅でふたたび都電荒川線へ乗り換え。

荒川車庫前や荒川遊園地でまた見事な薔薇垣。そして町屋から終点三ノ輪橋までこれでもかこれでもかという薔薇の道。大きくわっさわさの花が続き、その薔薇に見とれていると、平成という元号も知らず時間が止まったかのような終点三ノ輪橋駅に到着。

駅舎併設といってもいいような隣接する珈琲館三ノ輪店へ入り、おやつにホットケーキを食べる。焼印は荒川線と薔薇、座席からは5分間隔で到着する電車が眺められ、開け放した窓からひんやりした5月の風が入ってくる。居合わせた客たちが武豊がいかに素晴らしい騎手かずっと大声で話しており(フランス人ジョッキーの時代に、横山典が親子で騎乗する時代に)、ほんとうにタイムスリップしたかのような空間だった(別に『レトロ可愛い~★』とほっこりしたわけではない)。

一息ついたわたくしは三ノ輪橋から浅草寿町まで都バスで移動し、浅草寿町(田原町駅あたり)から都営大江戸線蔵前駅から乗車、意地でも東京メトロを使わずに、一日乗車券を使い倒して帰宅しましたとさ。

薔薇は今週が見頃ではないでしょうか。ご興味ある方ぜひ。

 

オリジナルプラレール 東京さくらトラム(都電荒川線)9000形(9001号車)

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