金雀枝やナオミ・ワッツのいい仕事/映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(原題 Demolition)/#ニホンザル映画です

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(字幕版)

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ジェイク・ギレンホールがただただ純粋に人生を楽しむだけの映画ってないのかしらー。久しぶりにナオミ・ワッツのご尊顔を拝見したと思ったら、またなんというか彼女にしかできない役どころで、いい仕事してるんだけどいい仕事してるんだけど、もっと無邪気に人生を楽しむだけの役をやってるところを見てみたいのよぅ、ナオミ・ワッツ。

あらすじは映画.comから。
「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・バレ監督が、「ナイトクローラー」「サウスポー」の演技派ジェイク・ギレンホールを主演に迎え、妻の死にすら無感覚になってしまった男が、身の回りのものを破壊することで、ゼロからの再生へと向かっていく姿を描いたドラマ。

ウォール街のエリート銀行員として出世コースに乗り、富も地位も手にしたデイヴィスは、高層タワーの上層階で空虚な数字と向き合う日々を送っていた。そんなある日、突然の事故で美しい妻が他界。しかし、一滴の涙も流すことができず、悲しみにすら無感覚に自分に気付いたデイヴィスは、本当に妻のことを愛していたのかもわからなくなってしまう。義父のある言葉をきっかけに、身の回りのあらゆるものを破壊し、自分の心の在り処を探し始めたデイヴィスは、その過程で妻が残していたメモを見つけるが……。

長野県下高井郡山ノ内町地獄谷野猿公苑の温泉につかるニホンザルの映像が、この映画であれほど重要な役割を果たすとはまったく思ってもみませんでした。「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・バレが送るまさかのニホンザル映画だったとは!! ジェイク・ギレンホールの映画を見た人に見ごたえがなかったとは言わせない、そんな気迫も感じました。

作中、「すべてはメタファーだ」というセリフがあります。そのセリフを踏まえた上で、この作品の中で描かれた起きたこと、起きなかったこと、起こしたかったこと、起こさせたくなかったことがないまぜになったまま、美しいラストシーンに帰結していくのはとても胸に迫りました。とてもいい映画でした、邦題はひどいけど。

 

この邦題「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」は、作品の中の重要なセリフを起こしたものなのだけど、字数制限でそうせざるを得なかったためボタンが3つくらい掛け違いしたものになってしまっておりとても残念。しかし、原題の「Demolition(破壊)」では客が呼べなかったことは間違いない、さすがにこれでは呼べまい。私だったら「カルーゼル」という邦題にしたかな。ダメ邦題のときは、自分で邦題考えればいいんだな、うむ、これもまたライフハックと呼べよう。うむ。

 

ナオミ・ワッツはこれもよかった。今の時期に見たい映画。富士山の青く深い森がとても美しく恐ろしい。マシュー・マコノヒーとケン・ワタナベも出てるよ。

追憶の森(字幕版)

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