ケヴィン・スペイシーがいいぞ/「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(原題 Rebel in the Rye)」

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(字幕版)

邦題、もっと引き算したほうがよくないかい?

J・D・サリンジャーの青春期をほぼ史実どおりに再現した作品。裕福なユダヤ人商人の息子だった彼は物書きになろうとコロンビア大学の小説講座の聴講生となる。そこで出会ったのが小さな出版社の編集者ウィット・バーネット(ケヴィン・スペイシー)。彼の指導により小説家としての第一歩を踏み出すことに成功したサリンジャー。次は高級文芸誌に短編小説を掲載しようと話が決まった矢先に第二次世界大戦が勃発。雑誌掲載は見送られ、恋人と離れ離れになり、自ら志願して陸軍へ入隊しノルマンディー上陸作戦に参加する。なお、戦争中に恋人は突然チャプリンの何番目かの妻となり(彼女は彼の死まで添い遂げた)、失意のどん底に、しかも戦地でPTSDになる。除隊後はニューヨークに戻り、なんやかんやあって「ライ麦畑でつかまえて」を出版。その後もなんやかんやあってコネチカットで隠遁生活を送ることになり、2010年自宅で死去。「ライ麦畑・・・」は全世界で6000万部売り上げ、いまも毎年50万部ほど発行されている。おしまい。

サリンジャー役をニコラス・ホルト(マッド・マックス怒りのデスロードの「ニュークス」)、彼を指導する編集者がケヴィン・スペイシー。批評家からは評判よくなかったみたいですが、静かで熱いよい映画でした。戦前のニューヨークの富豪ライフも見目麗しい。

サリンジャーがライ麦畑を出版したのが彼が30歳のとき、そこから10年も経たないうちにコネチカットで暮らすことになります。サリンジャーの実際の写真をみると、ニコラス・ホルトよりジェイク・ギレンホールが演じたほうが向いていると思ったのですが、でもそれだと彼の活動期と年代が合わないですね、ジェイクたんだとちょっと年嵩になっちゃう。

まっこと役者と年齢のめぐり合わせというものよ。ニコラス・ホルトが演じた「マッド・マックス」のニュークスしかり、エディ・レッドメインの「リリーのすべて」しかり。

青春時代にサリンジャーにお世話になった方はぜひ。Amazon Prime Video で。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

リリーのすべて (吹替版)

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