煌めきてシャチもくるなりヒンナなり／『ゴールデンカムイ』オーケストラコンサート’24

３月３０日（土）は錦糸町のトリフォニーホールでアニメ版「ゴールデンカムイ」のオーケストラコンサートでした。以下のサウンドトラックに特典先行申し込みコードが封入されていたので２枚購入し申し込んだところ、抽選で良き位置のＳ席があたり、キン友（キンカム友達）を伴い行ってまいりました。よかったわよ（フミエ先生の声で）！

演奏は新日本フィルハーモニー交響楽団、指揮は辻 博之氏。途中２０分の休憩を挟み、第１期・第２期の楽曲を中心に熱い演奏が。アンコールでは四期の荘厳な曲も演奏してくれました。

中央の大きなモニターでは今回のコンサートのために編集された第１期・第２期のアニメ映像とステージの様子が交互に映し出される。演者の方ひとりひとりのお顔や演奏が見られたのもとてもよかった。特にボーカルの方たちのエモーショナルな歌い方、笛全般を担当された坂本圭さん、ハウハウケ氏によるムックリやトンコリの演奏も印象的でした。新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターの西江氏が銀行の頭取みたいなシュッとした切れ者風ルックスの方で、西江氏を主人公にした人様に見せられないタイプの16ページほどの同人作品を書き上げる自信が突然みなぎったりもした。

「ヒンナヒンナ」では作中の食事シーンがすべて網羅されさすがの「闇鍋ウェスタン北海道グルメマンガ！」とニヤニヤし、月島軍曹の「面倒くさい」では軍曹の面倒くさい表情をオチとしてそこでピタッと曲が終わるようファンサービス満点。編集映像はなぜか尾形のアップで終わる物が多く、それもファンサービスの一環だったのでしょうかどうでしょうか。後半の「網走監獄４部作」は圧巻で、音の厚み深み、ドラマティックさと男たちの凶暴さが存分に表現されていて、琺瑯のお面からなにかでてきてしまうレベル。よかったわよ（フミエ先生の声で）。

第一期オープニングのMAN WITH A MISSION「Winding Road」のオーケストラアレンジもよかったが、コンサートのクライマックスで演奏されたTHE SIXTH LIEの「Hibana」は素晴らしかった。この曲はこんなに格好良かったのかと。それまではオーケストラのリーダーとしてクールに演奏されていた西江氏が、体を大きく動かしながら激しく演奏されていて、映像で出たら買います、全部買います、と心に誓いました。

映画のサウンドトラックもよかったので、こっちもコンサートやってくれないでしょうかどうでしょうか。2014年に連載が始まって連載完結から２年も経っているのにずっと楽しませてもらっちゃっててすみません！　引き続きどうぞよろしくお願いいたします。