天使の分け前、続き

 
そして物語はスコッチ・ウィスキーをめぐるあれこれとなるわけなのですが、
あのクライマックス、舞台はスコットランドの蒸留所内に設けられたオークション会場、
めもくらむような金額で問題のウィスキーを落札する人が出てくるわけで、
りかいふのうな金額ですよ、一億四千万円でウィスキーを一樽落札するとか!!
かなりの富豪でも、ウィスキーという世界に耽溺してなければ出せない金額ですよ!
じんとにっくでも飲んでるほうがよっぽど私は好きですが、
んーっとまぁ、そんな金額で落札する輩がでてきます、コネチカットから来た男です。
がまんしてがまんして落札金額をせり上げていくんだけどオークションって怖いね。
あたしにはあんな恐ろしい競りごとに参加できない。
じまんじゃないけど、そんなことにお金を使える余裕はない。
おとなになったのにたかが趣味にあれほどまでの熱意を注げるなんて・・・・
んーむ、無理! でも主人公はその世界で才能を発揮し、過去の自分とは
ちがう自分を見つける、そしてこのチャンスをくれたハリーに感謝して物語は終わる。
できすぎですって? だって映画なんですもの!!
よい世界がこの世にまだまだたくさんあるって知らしめるのが映画の使命だもの。
かつて子供だった少年が、父なるものに見守られやがて彼も父になる、
つらい毎日だったけど、今はちゃんと見守ってくれる人がいる、そして彼は生きていく。
たちなおった彼の瞳に強い光が宿る、本当によい物語でした。
はい、物語のネタばらしのためにつまらない縦読みを書いてみました。
ケン・ローチ監督、やるねー☆ 未見の方はぜひー。来週金曜まで。

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