若者はSNSで身滅ぼし/映画「父の秘密」

解説はAmazonのサイトから。

妻・ルシアを失くした喪失感から抜け出せないロベルトと娘のアレハンドラは、メキシコシティへ引っ越す。新しい土地でやり直そうとする父と娘。だが、それだけでは悲しみが癒えるはずもなく、彼らは心の傷に向き合わないまま他愛ない言葉を交わすだけの関係になっていく。
アレハンドラは新しい学校で友だちもでき、楽しく過ごし始めるが、酔った勢いで関係を持った男子生徒に行為を盗撮され、それをネットにアップロードされたのがきっかけで、いじめの標的となってしまう。しかし、喪失感で仕事もままならない父親に、いじめられていることを告げることができず、苦痛な日々をやり過ごすしかなかった。そして、ある日、彼女は突然姿を消した。

「父の秘密」というのは、母親の交通事故に関わることなのかしらん、と思ってみていたら、ぎゃばーん、おとうさんってそうよね、ここまでしかねない生き物なのよね、ぎゃばーん!!! 各種SNSを多用している人々は、みんな正座して見るといいんじゃないかなー。彼氏とだけ共有したつもりの淡い悪乗りが、ここまでの結果をもたらすこともある、って知ってもよいのかも。メキシコの作品なんだけど、この映画の中で描かれているいじめの姿も、世界共通の普遍的なものだし、そのツールも私達に身近なものだし。あぁ、年頃のお嬢さんを持つパパンたちが見たら、んだんだ、おらもそうするだー、となること間違いなしのどよよん作品でございました。

飯田橋ギンレイホールで。

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