春疾風もったいぶった見積もりを


日刊サイゾーの『海賊国家といわれるソマリアに林立する「国家のようなもの」その実態に迫る!』というのが面白い。「謎の独立国家ソマリランド」の著者高野秀行さんへのインタビュー記事で、高野秀行といえば、ワセダ三畳青春記で愉快な学生生活を描いた作家さんでもあります。この高野さんが、ソマリアの中にある謎の独立国家・ソマリランドを尋ねるルポ、なんですが、謎の独立国家のわりにあっさり入国できたりしたようで、そこらへんからしてちょっとおもしろい感じ。
前編
http://www.cyzo.com/2013/03/post_12910.html
中編
http://www.cyzo.com/2013/03/post_12924.html
後編
http://www.cyzo.com/2013/03/post_12927.html
で、高野さん、取材費150万円+身体を張った現地取材プライスレス、なのに本一冊書いて70~80万の収入しかならないそうで、お金を取り返したくなると考え、「ソマリアの海賊使えばいいじゃん☆」と現地の人に教えられる、てな話のやりとりが中編にあります。
――見積もりを取るだけで、海賊の構造がすごくよくわかりますね。
高野 これまでの海賊の話って、いくら聞いてもなんかぼんやりしていて、今ひとつわからなかったんです。世界中のアンダーグラウンドが関わっていると言われても、どうしても陰謀論めいた話になっていくので、具体的にどういうことか全然わからない。でも見積もりを取ったらどんどん見えてきて、取材ではわからなくても見積もりではわかる。見積もりすげぇなって思いました(笑)。

http://www.cyzo.com/2013/03/post_12924_2.html
見積もりすごいね!!! 海賊の全貌もわかっちゃうんだからほんとすごいね! 「テロ一式50万ドル」のゴルゴ13だって見積もり出したら結構細かいところまで書いてくると思うよ、取材費、移動費、武器弾薬費、銃火取扱費、とかいろいろね(いろいろの想像力が乏しい)。まぁ見積もりは偉大って話ですよ、その人を、企業を、仕事を写すものですよ(偉そう)。

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