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あらすじはWikipediaから。
第二次世界大戦中、広島の漁師町に育ち絵を描くことが好きな少女・浦野すずは軍港・呉の高台の町に住み海軍で働く北條周作に嫁ぎ夫婦生活を送っていく……。
これを読んで三回ボロボロ泣いたんですよ。ひとつはお嫁入りした日の夜の描写、ふたつめは呉の港近くで起きたあるできごと、最後はラストシーンのカラーで。
単行本の折り返しにこうの史代さんの作品作りに対するモットーが書かれていて、それにも心を動かされる。あんまり感動してしまってすぐ友達に「読め読め」と貸してしまったのでうろ覚えなのですが、「無名の人々の静かな暮らしにこそ栄誉がある」というようなものだったかと。
2007年-2009年に発表された作品なので、こうの史代ファンには今更な話題かもしれませんが、ノーチェックだったわい。この人、私の姉と同い年なんだよな、もうちょっと上の世代の方かと思っていた。みなさまもぜひぜひ。鬼いちゃんの一生もまた!