あらいやだ鏡の中に浜矩子/自分賢者の贈り物/松阪木綿


金曜日はメイド・イン・ジャパン・プロジェクト全国大会に参加したあと、夜は飯田橋でお友達とお祝いごとのため高くないお寿司屋さんでお鮨。
土曜日は「これから断続的な春の嵐ですよー不要不急の外出はお控えなさってくださいましよー」ということだったので、日中に用事を済ます。
ちょっと話はさかのぼりますが、先週の仕事の帰りに松屋銀座で現在開催中のきもの市にと立ち寄ったら、中野スズミさんという作家さんを知り、彼女の手描き友禅の桃の絵にノックアウトされる。
中野スズミさん
http://www.k3.dion.ne.jp/~nak/
中野スズミさんオンラインショップ
http://somemononakano.cart.fc2.com/
しかしお財布の中は若干ピンチなう、で数日見送っていたのだが、土曜の朝、引き出しをひっくり返していたら今はもう使うことがなさそうな昔々に買ったちいちゃい18kのリングがポロリとふたつ登場 → 金の買い取り相場を確認 → なっいまっこんな金額なのっと驚きつつ → そのお店へゴー → それらを買い取ってもらい → 額絵の原資が生まれた。素晴らしい。これが自分賢者の贈り物といふものか。雨が強くなる前に、ちょっとニヤニヤしながら自宅へ戻り、溜まっていた雑誌を見返して必要な記事を切り抜き処分、中日敗戦を知り意気消沈しながらも、映画「ロシアン・ルーレット」と「アルゴ」を見返した。ここまでが土曜日。
あけて日曜、台風一過の素晴らしい快晴の朝。雨に洗われた新緑がキラキラと輝き、オナガたちのお納戸色の尾もより青く、なんて美しい朝。近所のカフェエで朝ごはん食べ、戻ってきて床掃除。雑巾でわっしわっしわっし、膝ついてわっしわっしわっし。午後には着物を着て銀座きもの市まで、お目当ての額絵を買いに。
で、うえの着物です。松阪木綿というものです。ちょっと前に作ってあったのですが、天気もいいので昨日おろしました。着物の下は、着付けの先生が見たら激怒しそうな軽装です。
松阪木綿とは、松阪牛の松阪で織られている木綿で、藍の香りが素晴らしく濃く、なんでかうちの猫ちゃんを魅了しております。なんともお江戸でござるな縞の柄ですが、江戸から遠く離れた土地松阪の松阪商人の知恵と営業力で江戸の町に広まったものだそうです。こちらのサイトにルーツがござる。ぜひみなさんもお読みになって。
http://www.marukawashoooten.com/matsusakamomen.html
白衿・白足袋派な私にとってこういうキップのいい感じの深い藍色はとても好みで、いそいそと着物を着こみ、帯締めできゅっと帯を締め、帯揚げをきちんと仕舞い、どれっと鏡の中を見たら、そこに和装の浜矩子がいてガガーリン、となったという話でございます。
で、ですな、着物屋さんっていい着物を進めてはくれるけど(それは価値あるものをお値打ちに、という点で見たら間違ってはいないんだけど)、その着物が買い手に似合ってるとは限らないんだよな・・・とちょっと思ったりもしましたよ。お買い物する時、自分でそれをちゃんとコントロールすればいいだけの話なんだけど。それができなかった買い物の死屍累々・・・なんだよなぁ・・・。

「アカデミー賞を受賞した『アルゴ』と『WIRED』の、知られざる関係」の記事が面白かったよ。アルゴ見た人は全員読んでおこうー。
http://wired.jp/2013/03/04/making-of-argo/
自分メモ、ベルセルクの新刊買った。もう山が動こうが動かまいがどっちでもいいです、続きが読めるだけで。

ベン・アフレック,ジョージ・クルーニー,グラント・ヘスロヴ,クリス・テリオ
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(2013-03-13)

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