謎のタクシー

今日の着物
縦縞の白の米沢紬。布をはがすとぱりぱりぱりーといい音がする。
モスグリーンに金茶の梅の帯（塩瀬）
さて、本日は、お客様の展示会＠六本木。前回行ったときは何を着て行ったかのぅ、と自身のブログをチェック。
https://chidori.kimonomichi.com/?eid=1084326
そしたら、タクシーの運転手さんにナンパされた話が書いてあった。
そんで今日。車を拾って、短い距離ではありましたが、運転手さんとそこそこ話が盛り上がり、「しかし、お客さんはなんで着物を着ているの」と質問を受ける。
最近気が付いたのですが、これは、その理由そのものよりも、「こんな昼間の時間帯に」というニュアンスが多分にこめられていると思うのです。「今日はお客さんの展示会がございましてね云々」と返し、目的地に。
そして８００円の料金に、２０００円札を渡す。運転手さんは、手のひらの上でおつりの千円札と硬貨をやけにキレイにそろえている。おじちゃん、あたい急いでいるんだけど、あのその・・と思いつつ、お釣りを受け取ろうと手を差し出したら、
　おっちゃんにぎゅっと握られた！
「おじさん、着物の女性って本当に素敵だと思うんだー。これからも着ててね」と励ましの言葉まで。あわわしながら「がんばります！」と投票日直前の候補者よりも明るい笑顔で車を飛び降りた。あぁおのろいた。だっておじちゃん、おじちゃん、みいやんのお父さんくらいの世代の方だよぅ。おろろーん。
この展示会に行くとき、必ずといっていいほど、運転手さんとこういったやりとりが生まれてしまうんですが、この展示会からは、なにかの磁場が出ているのでしょうかっ！！！
今日のスガのなんか言っ短歌
　スッピンで眉毛がなくても勘違い　される私の着物姿
場所柄とキモノの趣味がそうさせるのかねぇ。