寒露の句会 

唐桟縞の木綿の単衣と、辛子色の帯。鉄板の組み合わせ。
帯揚げは思い切って濃い辛子色にした。
新品で買ったものは、帯揚げだけというコーディネートです。

以下、今日の私の句。
なんていうの田園句とでもいうのかしら。
森の中道なき道に鹿の声
道なき道を、なにか違うものにと先生評。
行く秋を眺め果つるや白野菊
寂寥感が出ていていいと先生評。
意地悪の女顎引き秋袷
鼻持ちならない女が、お高そうな秋袷をおろしてフフンとやっている姿が想像できませんか? そうですか。「意地悪の」は当初「意地の悪い」でしたが、こうやってみると「意地悪な」と捨て鉢な感じにしてもよかったも。
枯るる森鎌を杖にし父と行く
父と行くシリーズ。本当に、あの、なに、過酷な茸狩りツアー・・・。
団栗の無邪気さも苦し三十路かな
「無邪気さも苦し」が説明的すぎる、俳人なら「団栗を手にもてあそび三十路かな」と読む句だ、と先生評。
今日のヒット句。
願っても叶わぬことや木槿落つ 柚
海光のコスモスを折る子どもかな あまり先生
冬薔薇の咲けば霙れる垣根かな 飛行船
秋袷猫の残り香あればある 先生が私にくださった挨拶句、宝物にします!
今日の選句はこちらから。もうすぐ冬がやってきますね。

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