大人になってからわかること

冬のヒグマ三部作。
・トムとジェリーのトムは、ノルウェージャンとかメイクーンといった長毛種。あの顎の下のふっさりふっさりだけ表現して、体のふっさりは省略したものと思われる。
・子どもの頃、日本の猫にはないあのふっさりはなんじゃろうかと思ったものじゃよ。まさか大人になってからうっかりそのような猫を飼うことになるとは。
・ディンズニーのマリーちゃんも長毛種だよね。誰寝でいうところの「アーン(はぁと)」と鳴くタイプの猫。
・小学生の頃、トムとジェリーは既に子供っぽく思えたのか、単にへそまがりだからか、私は、なんとなくトッポジージョが好きだった。
・赤いトッポジージョの習い事バッグを母親に買ってもらったのを覚えている、しかし愛用した記憶はない。小学生の頃、一番使ったのは、キルティングのピンク色の体操着入れ(飛行機の柄がプリントされていた)と、油紙で作られた図書バッグ。
・本を毎日毎日読んでいた。塾もなにもなかった時代の話なので、毎日毎日本を読んでいた。中学生になると、部活→帰宅→昼寝→夕飯→読書という幸せな時間を過ごした。このとき中学生向けSF全集全100巻を夏の間に読破した。コナン・ドイルの「失われた世界」とかジュール・ヴェルヌの「海底2万マイル」とかそういった古典SF。こういう「ひとつのカテゴリあるいは同じ一人の作家をイッキに読む」という体質は、その頃に出来上がったのですな。そんで、一生分を一気に吸収してしまうので、飽きるのも早い。
・それにしても、自分が毎日通う施設に図書室があるのって贅沢な話だよね。
・実用書や新書ばかりがベストセラーになる世の中ってなんだかつまんないよね。みんながユニクロとZARAしか着ない世の中もなんか味気ないよね(といってる私は、今、下はユニクロ、上はZARA、つけてる下着が一番高い、といういでたちです)(ダメじゃん)(ダメってことはないんだけど)。
・全然関係ないけど、名古屋で母親に「私は、お母さんに、きれいに食事することと、お風呂上りにきれいに体を始末すること、水周りを清潔に保つことを、粘り強く教えてもらったことに、今ではものすごく感謝しています」と伝えました。
・しかし振り返ってみるに、トッポジージョのなんとなく、なんともいえない貧乏くささよ!
・今なら、ジージョというくらいだから、イタリア系の名前だということに気がつくのだが、子供の私にはコルホーズのトッポジージョという刷り込みがなぜかなされていた。あのオーバーオールの貧乏くささがなんとなく社会主義的香りがしたのだろうか(しかし、社会主義体制のもとでオーバーオールは着るのだろうか)。
・トッポジージョは東欧のアニメかとも思ったのだが、クルテクやらチェブラーシカを見るようになって、それはない、とも気がついた。冬になると、チェブラーシカみたいなお姉さまが増えるよね、おっきいファーの耳当てして。
・いずれも私が子供だった頃の話ですので、細かいツッコミはなしにして読み流してください。

4 COMMENTS

カヲル

なんか私も小学生の頃トッポジージョの
お菓子とか散々食べてましたね。。
でも海外の動物キャラって中々根付かないのは
サンリオのせいかなと思ったりします。

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かちゃにゃ

トッポジージョの声を当てていた山崎唯さん
だいぶ前に亡くなったはず、と調べてみたら
享年58歳だったそうで、寂しくなってしまいました…

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さよ

お母様の教えの一文にほろりと来ました。うちの母からも同じように、しかも変化球な言い回しを散々食らいました(「肘つくな、犬食いするな、濡らしたら自分で拭きなさーいっ!etc」)。私も早く言わなきゃ、と肝に命じた次第です。

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スガ

カヲルちゃん
サンリオの一大勢力の前に力尽きてしまっているのかもねぇ。
かちゃにゃさま
林芙美子も若くして死んだのよねぇ。
さよさま
昔の人のしつけって、本当によいものだったと思うのです。この前、定食屋さんで、食べこぼしではなく、お茶碗にお米をべったりとつけたまま席を立った若い男の子を見て、げんなりしました。箸で取れないのか、食べ方を知らないのか。そういうのを見ると、なんだかなぁと思うのですよ。うーむー。

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