飲んだ

昨日は子羊お祝い会。
今回、祝われた女子が「私に読ませたい本を一冊プレゼントしてくれい」というので、武田百合子の「富士日記」を選んだ。町田康の「猫のあしあと」と悩んだのだけど、あれは猫が死ぬ話なので、武田百合子にした。
とすこたんが「うん、わかる、そのセレクション!」といってくれたのがうれしかった。わかる人がいてくれてよかった、うん、よかった。
久々に娘っこらと話をして、楽しかったよぅ。12月くらいはキラキラしていたいので、ネイルサロンヌとやらにいってみようかしら。
富士日記〈上〉 (中公文庫) 富士日記〈中〉 (中公文庫) 富士日記〈下〉 (中公文庫)
富士日記〈上〉〈中〉〈下〉 武田 百合子
ところでみんなの昌が、またもや快挙を。
あ、本業のラジコンでね、えぇ。
インディアン二次会チームのみんなへ、越後の河井継之助の話をさせてください。河井継之助の生涯は司馬遼太郎の「峠」で詳しく描かれています。ちなみに私が最初に読んだ司馬遼太郎本はこの「峠」でございます。評価が分かれている事実はございますが、非常に才のある有能な人でした。
戊辰戦争では幕府側につき大坂で警護にあたっていましたが、徳川慶喜が江戸に帰ったと知るや否や彼らも江戸に戻り、藩主らを先に長岡へ帰させると、継之助は江戸藩邸を処分し家宝などをすべて売却、その金で暴落した米を買って函館へ運んで売り、また新潟との為替差益にも目をつけ軍資金を増やしました。同時にスネル兄弟などからガトリング砲やフランス製の2000挺の最新式銃などの最新兵器を購入し、海路長岡へ帰還し、薩長連合軍を迎え撃つのでございます。
そして河井継之助がガトリング砲をぶっぱなす画像がこちらです。

とうひさんところからもらってきました。
峠 (上巻) (新潮文庫) 峠 (中巻) (新潮文庫) 峠 (下巻) (新潮文庫)
峠 (上巻) (中巻) (下巻) 司馬 遼太郎
いやー、温感ハリックス、インドメタシンの消炎作用が効くわぁ。マツキヨのおっちゃんが、「これにしときなさい」と進めてくれたのを感謝するわ。

5 COMMENTS

祝われカサ

どうもありがとうようーー
あたし内ブーム・昭和初期に生きた方の日記なので
興味深く読めそうですよ。
うちの母も感心しそうなセレクトです。
お正月のお伴にするけん。
その写真絶対河井継之助じゃないよね。

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スガチャピン(まだ根にもってる・・・)

カサやー。昨日はおめでとう。よか一年であることを祈るよ!
>その写真絶対河井継之助じゃないよね。
えっ、わかった!?
このネタ、事情を知らない人に面白さがどうやれば伝わるのか悩みましたが、やっぱり伝わってないような気がしてなりません。まぁいいや。

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いまるぷ

武田百合子を贈ったり贈られたりする話を、生まれて初めて聞いたり読んだりしました。僕がまだ若かった頃、村上春樹を「読んでごらん」というコトをよく見かけました。ちょっと恥ずかしいな(作家、作品が、ではなくコトが)と思って20年が経ち、今は恥ずかしいのかどうか分かりません。そんな、いやらしいおやじさんになりました。いま、武田百合子のプレゼントの話をうかがって、「欲しい」と思いました。

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ナガ

河井さんじゃない以前に、日本人じゃないよね?
本プレゼントは、ホント(シャレじゃないよ)にいい企画じゃった! ナイスお題。
見事に送る側の個性や願望が……。

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スガ

ナガやー。
>河井さんじゃない以前に、日本人じゃないよね?
うん、そして多分、背景も日本じゃなさそうだよね。
ご本のお題よかったよねー。私も次回それで!とお伝えしたいところなんですけどね、なんかいろいろ細かい指示をしそうで、かえって興ざめされるのではないかと・・平岩弓枝全集もいいなぁ(はぁと)。
いまるぷさん
本はよいですよ、本は。私は、今年の自分の誕生日には、子羊会(東京の片隅でフリーランスな人間たちが肩寄せあって「貧乏暇なしだよね、あたいたち」と慰めあう会の名前)から、藤沢周平をごっそりと贈っていただきました。そりゃーもーあーた幸せな半年間でしたよ、読んでも読んでも、まだ読んだことのない本がおうちにある幸せ! すばらしかことでした。いまるぷさんのまわりでも一度ぜひー。

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