とりぱん@USA!/映画「The Big Year (邦題:ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して)」


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

¥ 2,709

(2012-09-05)

あらすじはgoo映画から。
「ザ・ビッグイヤー」、それは一年間に北米大陸で見つけた野鳥の数を競う大会の事。出場者は仕事や家庭生活に支障をきたすほどの時間と大金を注ぎ込み、一年間に40万キロ以上を移動して鳥探しに明け暮れる。実業家のスチュー、やり手の建設業者で最高記録保持者のケニー、バツイチでフリーターのブラッドの三人が、三者三様の悩みを抱えながら参加する。勝利を手にするのは誰なのか?旅は人生を変える冒険の旅となるのだろうか?
実業家のスチューをスティーブ・マーティン、中金持ちのケニーをオーウェン・ウィルソン、バツイチでフリーターのブラッドをジャック・ブラックが演じてます。上ではフリーターと説明されてるけど、ラストでブラッドのことを「フルタイムで勤務しながら・・・」と褒めるセリフがあったから、お勤めの人かと思ってたけど、あれれ? オーソン・ウィルソンは、最近では「ミッドナイト・イン・パリ」、「ナイト・ミュージアム」では「ヒャッハー!」な西部開拓者を演じておりましたな。製作総指揮にベン・スティラーの名前もあります。
「ザ・ビッグイヤー」、その中身を映画で深く追うにつけ、アメリカ人はいろんな趣味をお持ちですなぁと改めて思います。数多くの鳥を見るために、鳥が多く舞い降らざるをえないような強烈な嵐がくればその地点まで半日かけて車で行き、週に一便しかない飛行機で、野鳥の宝庫のアリューシャン列島のアッツ島まで鳥合宿に出かけたり! 「あっちになんとか鳥がいる」わーわーわー、ボロボロの錆びた自転車でみんな移動、「あ、ごめん、こっちに移動したみたい」わーわーわー、がしゃがしゃごろんごろん、「わりーわりー、あの沼に飛んでったぜ!」わーわーわー。おちつけ、あんたら落ち着くんだ!!!
ジャック・ブラック演じるブラッドにいたってはクレジットカード7枚を使い果たし、時間とお金と情熱をたっぷりと注いだ鳥を追う一年は幕を閉じる。三人のそれぞれのクリスマス・それぞれの新年、そして、この年の最高記録を作った栄冠は誰の手に・・・?
アッツ島で、小太りのジャック・ブラックが、島の平野の一本道を錆びた自転車を転がして、野鳥を探すシーンは大変素晴らしいシーンでした。北の孤島の短い夏の美しさと生命のきらめきに満ちていて、BGMの「Viva la Vida」とあわせてしみじみと胸に迫るシーンでした。
アッツ島のエピソードはすごく面白かったよ。アッツ島の宿泊施設は、二段ベッドに男も女も特に境なく好きなところに寝る仕組み。山小屋レベルのプライバシー空間! せんだっての「星の旅びとたち」でもこういう宿が登場してたけど、そうか、海外ではこういう「なにか別のはっきりした目的がある滞在」ではこういう施設が割りと普通なのかしらね。私にはちょっと無理だけど。
ここまで夢中になれるものがあるってちょっとうらやましいわよね。六本木シネマートで。
原作はこちらです。







土曜の夜、私にとってはアウェイの街、山手通りまで飲みに行ってきた。「風立ちぬナウでヤングな街で飲む」とそらんじながら、代々木公園駅を出て山手通りを南下していったのですが、え、え、いつこんな綺麗で広い道になったの? 私の知ってる山手通りじゃないー、歩道の幅が広すぎてびっくりー! 自転車専用レーンまであるー! 新築マンション増えてるー! と、いちいち驚きながら待ち合わせのお店まで。入った途端、屋根を叩きつける豪雨。夏の終わりを告げる雨でしたなぁ。

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