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※岳の17巻と1巻の表紙の構図がそっくりでアワワ・・・。
さて、山ブーム再来の立役者といってもいいくらいの存在感を示した「岳」も今年完結し、最終巻が発売となりました。
昨日のこと。会議中に携帯電話がなり、先方に断ってから電話をとると、姉からだった。
「岳の最終巻買った? まだ? よかった、うち2冊買っちゃったの~!」
知 っ た こ と か ! ! ! !
なんでも、先日我が家に泊まった甥っ子B(小6、哲学ニュースをブックマークしてる子)が父親におねだりし予約しておいたものが届き、姉は姉で甥っ子Bのためにサプライズで予約しておいたものが同時に届いたそうな。楽天から、二箱で、同じ物が! プププ。
それでさっき電話で「青木くんとクミちゃんって、クミちゃんのが年上なの?」「ザックさんかと思ってたんだけどねえ」「ザックさんと一緒に北米山岳地帯パトロール部隊に入ってもいいのにね」などと電話でやりとりをば。生身の知り合いのように、登場人物の行く末を心配したものですよ。
岳全話を通じて一番好きなのは、青木くんの話よ。12巻だったと思う。
「私たちって男運がないのよね~」っていう妙齢の女性二人が遭難して助かる話も好き。
あぁ、岳! ゴルゴみたいに『岳』傑作選とか作られるのかしら! 出れば買うわ!
「岳」の感想をアップしていただきありがとうございました。
私はこの漫画のテーマは三歩さんの「山で捨ててはいけないのは命」という言葉に象徴されるように命の尊さだと思っていたのに、最後の最後で三歩さんが、誰から見ても自殺行為、命を捨てる行為に出て、おそらく死んでしまったことがショックでした(涙)。
なんだかこれまで17巻分がすべて台無し感いっぱいに思えてしまって。
私の知人は、死んでも死ななくてもどっちでもいい、なんでそんなに熱くなってるの?と私の感想を聞いて呆れていました(汗)。
ゴルゴが死なないでずっと闘っているように、三歩さんも死なないで生きてずっと山で活動(救助でも登山でも山小屋の手伝いでも何でもいい)してほしかったです。
ゴルゴはですね、最近絵柄が変わってきてしまい、15年前までは近代五種の選手みたいな「筋肉質だけどスマートな、アスリートとしての理想体型」だったのですが、最近は、あんた柔道選手でしょ、って感じのガチムチ・・・というか、ガチガチ系で、うぇーん、全然スマートじゃないよぅー。表情もゴムマスクみたいで固いし、ゴルゴに言い寄ってきてはトラブルに巻き込まれて死んじゃう女性陣もセクシーじゃないし、依頼するFBIとかCIAのおっちゃんらもゴムのお面かぶってるみたいで全然活き活きとしてないっ!!! 生きた人間ドラマじゃなくなってるっ!!!
はっ、取り乱してしまいまして失礼しました。来年春から新連載が始まるみたいですが、それを楽しみに待ちましょうよ。最後は三歩さん、自分の山を純粋に登ってみたかったんだと思いますよ。