年を経てジュリア・ロバーツ汚れ役/映画「白雪姫と鏡の女王」

 
春に香港に行ったとき、「白雪姫」を題材にした映画のポスターが2枚並んでいるのを見てたいそう困惑しました。一枚は黒を基調にシャーリーズ・セロンがどどーんと立っているもの、もう一枚は、白色を基調にジュリア・ロバーツがアップになっているもの。えっ、えっ、なんで? こんな大物女優が白雪姫に同時に主演で? シャーリーズ・セロンが白雪姫・・・のわけないしなぁ、と思っていたら、ふたつはまったく別の映画だったのですね。よくよく見たらタイトルも全然違う。
シャーリーズ・セロンのほうは、「女王シャーリーズ・セロンに立ち向かう武闘派白雪姫の割りとマジなアクション映画」っぽいポスターでしたし、ジュリア・ロバーツのは「あんな大物女優がっ、悪者役を演じるの?」とコミカルに予感させるものでした。それでまぁ先にジュリア・ロバーツのを見て見たわけですが。
というか、なんなんでしょう、この同じモチーフの作品を、同じ時期にぶつけあうのって!!
劇団オンディーヌと劇団つきかげの「紅天女」の試演のハリウッド版?
とすると、シャーリーズ・セロンが姫川亜弓で、マヤがジュリア・ロバーツ作品のほうの白雪姫役?
乙部のりえはどこにー!!!
映画はコミカルでテンポもよござんした。人物以外は全部CGなのかなぁと思うと興冷めしちゃうんですが、まぁ昨今はしょうがないよね。ジュリア・ロバーツは、「隣国の若くてハンサムでリッチな国の王子と結婚したくてしたくてしょうがない、だから全身フルパックもするわ、美しくなるためなら昆虫エステもするわっ!」という汚れ役を楽しく演じて、相当満喫してらっしゃるようでした。世界中のちびっこが知ってるお話を映画にするのって大変だと思いますが、よくできていたと思います。エンディングが突然インド映画のようになるのが、楽しゅうございました。
#見るなら千円の日に・・・・。

2 COMMENTS

さくら

この映画のターセム・シン・ダンドワール監督ってインド人?インド系?の方で
「落下の王国」って映画が映像すごくきれいです。
ストーリーは割とどうでも良いタイプって言うか(笑)

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