国際見本市インテリア ライフスタイル展へ行ってきた

5日金曜が最終日、ぎりぎりに仕事を片付け、はわわはわわと慌てふためきつつ、取るものも取らず、着るものも着ずTシャツにジーンズという格好でお台場へ。国際展示場正門を降りて会場へ近づくにつれ、なんだかオシャレな人たちが増えてきたようで、こんな格好で来たことを早くも悔やむ。全身ヨージの妙齢のおにいさんや、全身コムデギャルソンのお姉さんとかも見られて、あぁ、よかった、私はもうしばらく買ってないけど、ああいう人たちが日本のブランドを支えているんじゃね、とほっとしたりする。
デザイナーズ家具が好きそうな若いこぎれいな男の子や女の子もたくさんいる。ビッグサイトのような展示場って、イベントによって客層が大きく違うんだろうな、コミケの日とか。
ライフスタイル展は、「ぎゃばーん、日本にはこんなかわいい家具やら雑貨やら調理器やらキッチン小物があるのね!!」と目が泳いじゃうステキな展示会。海外からの出展もいくつかあり、マリメッコバカデカクッションとかいろいろ。ファブリックものはやっぱり気持ちがそそられるわねー。館内撮影禁止ということで、カメラ持ってる撮影しようとしてる人が注意されてる場面をいくつか見る。
テーブルクロスの専門店・The Room Recipes さんが出展されていたので行ったのだけど、こんなに楽しい展示会ならば、もっと時間をつくってじっくりくればよかったわー、と。
帰りはI氏とゆりかもめに乗りながら、柳宗理のプロダクトデザインの完成度がどれだけ高いのか、彼がいかに生活者とデザイナーの間をいかにうまく橋渡ししてきたのか、という話をしながら新橋へ戻る。
「デザイナーがつくる家具や生活の道具ってのは、実際に生活者の視点に立ってないものが多く、それゆえ、飽きがくるようになっている。飽きがくるスキがあるから、また別のものが生まれ消費されてゆくのじゃよ、わかるかね? ん? んん? つまりそういう完成度のh(以下本当に長くなるので略)」
フランフランなんかも、ちゃんと飽きがくるデザインで作られてるよね、だからシーズンが変わると買い換えたくなる、そういう需要が生まれることを折込済みで世に送り出されている。あまりにも商品寿命が長くても実際困るしね、ファブリックなんかは季節で入れ替えてこそという側面もあるし。
この話をしている間、私は自分が持っている柳宗理のコーヒーカップのことを思い浮かべていた。
以前、お客さん用のコーヒーカップとソーサーを買おうとしたとき、いろいろ悩んで、なんでかアスクルで扱いのあった柳宗理のセットのものにした。カサイさんが進めてくれたような記憶もある。
なんというか、絶妙な白すぎず青すぎない「白色」と、絶妙な大きすぎず小さすぎない、どんなテーブルにも合う「形」なんすよね。それが一組2500円程度という大量に消費できるお値段で世に出ている、この値段とデザインの兼ね合いのバランスの良さというか完璧さもすんごい。
今は、そういったものをよく吟味して買える時代だから素晴らしいなと思う。よくよく吟味して、今、自分のおうちにはないなにかを選び、自分の持ち物に加えるってのは、なんにつけても大事な行為だと思う。なにしろ今はいらなくなったものを手放すときにだってお金がかかるような時代なんだから。
dynabook SS PARX2T9JLDの話を今日もさせてください。本体の電源ボタン、タッチパッドまわりの右ボタン・左ボタンがてかてかしていて、自分の指紋が気になる超気になる! デフォルトの壁紙がとても東芝らしくとてもダサい、あぁダサい、本当にダサい、なにこのいまさらの未来感! 
パソコンそのものは頬ずりしたくなるくらい美しいです ☆

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