今日の日経ビジネスオンライン 

【毎日が日直。「働く大人」の文学ガイド】
36. 「共感できない本」を読めないあなたは、共感されたいだけ。

http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_44316_572651_147
「共感できなかった本を、それを理由につまらない本と決めつけてしまう人や行為」が問題だと言っているのだ。
(ものすごく中略)
「つまらない小説読んじゃったなあ」とブログやAmazon「カスタマーレビュー」に感想文を書いたとしたらどうだろう。
そのときXさんは、「生活の苦労を知らない主人公に共感できなくて、小説がつまらなかった」と思っているだろう。しかし、果たしてそれだけのことで、忙しいのにわざわざネガティヴなコメントを書くほど人は立腹するものだろうか?

どうだろう。ほんとどうだろう。読み終わって脊髄反応的に、ああいう大手サイトに書き込み、多くの人の購入判断の機会に使われるのってほんとどうだろう。それに、わざわざネガティヴなコメントを書くほど立腹しちゃうのも、どうしちゃったことだろう。うーん。
【逆風の企業戦略】
いまどき「国産」の「靴下」に賭けて増収増益!
タビオがコモディティー商品で味わった栄光、挫折、そして復活

http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_44316_572651_124
「靴下」というコモディティーで増収増益を実現している希有な企業がある。その会社の名前はタビオ、その昔はダンと言った・・・
タビオさんウェブサイトはこちら。栄光もいいですけど、挫折部分がすごい。この挫折期に立ち会ってしまった社員さんやアルバイトさんたちは、たいそうしんどい毎日を送っていたことじゃろう。しかし、物販の素人が読んでいても「それはダメだろう」というダメダメな低迷期から、タビオさんは復活を遂げる。その鮮やかな復活劇の立役者が、普通であれば頼りない存在とされている、カリスマ創業社長の息子っちゅーのもまたすごい。いろいろ考えながら読んじゃったよ。

3 COMMENTS

ジン太

面白いですね、紹介してるこの文学ガイド。
ネタにさせてもらいます。
「作者に共感してもらいたい」っていうのはすごく腑に落ちましたー。
某イベントの感想で、「観客がおきまりのギャグで笑うって、すごく排他的でした」という意味の感想をブログに書いてる人いたけど、じゃあ参加すんなよ・・・とその心理が理解できなかったんですが、きっとあの人は共感してもらいたかったんでしょうね。
「アウェイだったけど、ある意味では貴重な体験だった」って考えられないのって人生損してそう。

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スガ

>じゃあ参加すんなよ・・・
まったくだ! アウェイに行くのもたまにはいいもんだ! 
「ジャガーさん」16巻(だったと思う)の潜在的革命的排他的インスタレーションとか最高だよ!

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スガ

補足。
つまらないものはつまらないで思ってもいいし、共感できないものは共感できないと思ってもいいけど、わざわざそんなネガティブなことを声高に言わなくてもいいじゃん、とも思います。私もブログでたまにやっちゃってるかもしれないけど、なるべく、品のないことはしたくないなーと思ってます。
でも講演兄弟のはね、えぐっえぐっ、期待値が大きすぎたから本当に残念じゃったよ! おろろーん!

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