民さんが桔梗であれば別の恋


柳のカゴがお気に入り。
緑の花のファブリックパネルは、北欧柄ファブリックパネルの専門店・ルネデューさんで。新商品のムーミンファブリックパネルを見て、現在、歯軋り中・・・かわいい・・・。なに、このムーミンのクッキー型とかもう! 
ムーミン財団と長谷川町子財団、どちらも好きよ☆
昨日は句会でした。お題は、鞭・桔梗・野分。
居待月東麻布に鞭の音
先生が「東麻布には乗馬場が昔あったのね、きっと」と美しい誤解をしてくださって、点を入れてくれたけど、その他の人はにやにや。すみません、私が知ってる東麻布ってこんな街です。ストリートビューでどうぞ!すみませんすみません、おふざけ句はもう作りません!
民さんが桔梗であれば別の恋
野菊だったりするから悲恋になっちゃうのよー。
桔梗だったらよかったんじゃないのー、と今なら思う。
ふわふわの白猫も見る野分かな
「ふわふわ」は最初「ふさふさ」だったのですが、「ふわふわ」にすべき、と。確かに! 「ふわふわ」にしたら、野分の風の強さが浮かんできません? 言葉を選ぶセンスって本当に大事なんだな、と思いました。
季語がもつ力を加速させる言葉もあれば、何の役に立たない言葉も、さらには台無しにする言葉もあるということです。これはすごく勉強になりました。
その他自由句。
秋天や同じ高さの雲を見る
今の季節。
昨日までミュールの彼女今朝ブーツ
現代っこらしくてよい、と(気を遣わせてすみません)。
桐の実や薄き襖の奥の音
もとは「桐の実や」は「秋の宿」でした。「秋の宿なんて場所の説明はしなくていい!」と先生にぴしゃりと。「音がなりそうななにかの実がいいよ」ということで「桐の実」に。で、桐の実にすると、「襖の奥の音」が俄然際立ってくるのですよ! むーん。
いて丁さんからは「襖なんて薄いに決まってるんだから、薄いってわざわざ入れちゃだめだよ」とも。
今年藁 裸足の子ども 遊びけり
これも添削していただいてこの結果に。今年藁って、脱穀が終わったあとのロールや俵状になったものかと思っていたんですが、そうじゃないのですね。以下、こちらから転載。
今年刈り取った稲や麦などの茎を乾燥させた物。農家にとっては必需品である。香りが高く、それで正月の〆飾りや注連縄をつくる。その藁を用いて草履、縄、俵などを作ることは農家の大切な冬の仕事であった。
にゃるほど。しかし、これを読むとなぜ子どもが裸足でかけまわるのか、ますます通じなくなっちゃいそうです。課題の多い句だにゃー・・・とほほ。
先生の「野分」句。
 
 野分雲息ととのへて告白を
かっこいい!
昨日の句会の様子はこちら!
サライ 2009年10月号は、「俳句特集」ですってー☆ わさびさんの「初心者じゃないから、買わないわよ」という一言がパンチ効いててよかったです。

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