今日買った本２冊　向田邦子＋ハイジ

ヨーララ・ナガ・ミチキンさんで、渋谷西武Ａ館８階レストラン街でゴハン。渋谷西武に足を踏み入れたのは何年振りだろう。店内で迷っちゃうかもーとエントランスでひるんだけど、中に入ったらすぐに構造を思い出した。十数年前は、毎週のようにここに来ていたのだった、お買い物をしに！　うーん、時代・・・
それはさておき。今日買った本２冊。
向田邦子さんの霊長類ヒト科動物図鑑。
逃避さんのブログを読んだら、いてもたってもいられなくなって。
アニメ「アルプスの少女・ハイジ」の原作、スイス人作家ヨハンナ・シュピーリのアルプスの少女ハイジ改版（角川文庫）。これはこちらの記事を読んだから。
【swissinfo】
聖域を侵したアニメ「アルプスの少女ハイジ」
※全文読む価値あります！
今年は人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」のテレビ放映35周年に当たる。スイス人作家ヨハンナ・シュピーリの物語『ハイジ』をもとに日本で作られ、世界中を魅了した作品だが、実はスイス放送協会はこのアニメを放映したことがない。そしてまた、これからも放映予定はないという。
（中略）
原作の重要性
　長年スイス国営テレビドイツ語放送局の文化部門を率いたヨゼフ・ブリ氏は、同局が｢アルプスの少女ハイジ｣を放映しなかった理由の一つを次のように説明する。
「スイスの原作 ( 書籍や映画 ) はとても親しまれていました。一方、日本アニメでは現実が美化されており、スイスの視聴者が持つイメージや習慣、体験からずいぶんかけ離れていたため、このシリーズは拒否されるかもしれないと考えたのです」
　具体的には、例えば原作には出てこないセントバーナード犬がアニメに登場することを指摘する。
「おそらく当時、日本ではスイスのアルプにはセントバーナード犬がつきものだと考えられていたのでしょう」
　前出のルッチュマン氏も同じ意見で
「セントバーナード犬はスイスの典型的なイメージというだけで使われたのではないでしょうか」
　と言う。これがスイスの文化人の癇 ( かん ) に障ったようだ。
「また、大きな目をした、いつも同じ表情のハイジも批判の対象となっていました」
　アニメ「アルプスの少女ハイジ」の世界的な成功はもちろんスイスでもよく知られており、「この大ヒットに対する敬意はあった」と両者とも口をそろえる。しかし、スイスの関係者にとっては原作の持つ重要性の方がはるかに大きいようだ。ブリ氏は
「スイス人作家のヨハンナ・シュピーリが描いた現実からかけ離れた、神聖化された世界を巧みに作り上げて原作を台無しにし、過小評価していたという理由で、このアニメはわれわれにとってかなり耐えがたい作品でした。ねばねばしてどうしようもなく甘い、腹痛を起こさせる模造品だったのです」
　と手厳しい当時の評価を述懐する。
アニメ「アルプスの少女・・・」は、主題歌とクララが立ったことくらいしか覚えてないのだけど、ここまで言われちゃぁ読まないわけにはいかないでしょう、と。
しかし、この角川文庫の表紙、ちょっとステキよね、
盛ガール好み（漢字がなにか違う）とでもいうのかしら☆