今朝のウカ様/世界経済大予言


「あんた、そういうけどねぇ、かわいいって仕事も大変なのよ」

2010年世界経済大予言
1955年福岡生まれ、証券会社を渡り歩き、当時年収2億もらい、1990年代に「ペーパーマネーの時代は終わった。これからは金現物経済じゃろー」とネバダ州の金鉱山を買収し、金鉱山のオーナーになっちゃった松藤さん。その松藤さんと外資系証券会社で一緒に仕事してた増田悦佐さんが、アメリカ経済崩壊後の世界経済について対談形式で語りつくす内容のご本。金持ちならではのおおらかな視線で、これ読んだら日本の将来について多少は明るく見ることができるようになるのではないでしょうか? 
すっごく乱暴にまとめるとこんな感じ。
 
まーそうはいっても、近代化がちゃんと進んでるのって日本だけだし、日本人の倫理観はもー世界中から絶賛されてるしー、次の覇権はゆるーく日本に移行すると思うよ、うん、マジで。まっとうなバランス感覚のある先進国って日本だけじゃない? マジそう思わない?
金融が肥大しすぎるとその崩壊でしかケリがつけらんなくなるのよ、国家ってもんは。金融に肩入れしすぎて、製造を捨てたヨーロッパの国、たくさんあるじゃん、もーデフォルト寸前じゃーん。なのに、日本、製造業捨ててないじゃんー。大丈夫だってー。
いいじゃん、世界のATMになったってー。そんなのできるの日本しかないんだよ? いいじゃん、世界の大旦那でも。
資源がないから大変だ? 資源がないってのはなー素晴らしいハンデなんだよ、国家全体が無駄がね使わないようになるからな。資源がある国見てみなよー、後先考えず金ばっかじゃぶじゃぶ使って、あるいは戦争ばっかしてさー。まー、日本は日本人であることを誇りに思って、愛と勇気とサムマネー、その心意気で頑張ってこうよー、大丈夫だって☆

駐日大使がどんどん小物ばっかになるのは、あまり優秀な人だと、日本に感化されすぎちゃって使い物にならなくなるからだ、とか、太平洋戦争中はアメリカに軍資金を借りていたけど、戦時中に律儀にも敵国にその軍資金をゴールドで返しに行き、でもなにも知らない米軍パイロットがその船沈めちゃったり、もーなに、この素晴らしすぎる倫理観っ!!!、とかまぁ、ほんまかいな、というお話も。
増田さんは東京「進化」論という本も書いてますが、視野と視界のひろい人だと思います。日本語もなめらかでおおらか。全体的に『金持ち喧嘩せず』の香りがいたします。
資産があると視界も違ってくるのかなー。
違ってくるわなぁ。
日本は階級社会じゃないってこととか、全体的にモラル高くあろうとするところはもっと評価してもいいんじゃないかなーって気分になってきた。

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