当たり鉦音のきらきらと夏祭り

仕事が一段落した夜7時頃、twitter のTLを見ていたら、『今日は神楽坂まつり!』というつぶやきを見つけ、およよと浴衣に着替え、のこのことでかけました。今日は綿絽の浴衣。浴衣って着るのが楽だね☆ 楽天フェスティバルですよ!
麻布十番祭りみたいに夜店が並んでいるようなお祭りかと思い、路地を縫い縫い神楽坂の坂にぶちあたったら、なんと、奥様、りんりんと鳴る鈴のようなかわいらしい声で「ヤットサーヤットサー」と阿波踊りの連が次々と。おぉっ! 神楽坂祭りとはこういうものなのですか! 店舗の軒先で生ビールを売っていたので500円でひとつ買い、それを飲みながら次々とやってくる躍る人たちを見続ける。楽しそうー! 踊りたいー!!
徳島から呼ばれてきた連、新宿区役所のみなさま、地元医師会の連、地元ボーイスカウトのかわいい踊りなど、それぞれに工夫を凝らして踊ってゆく。和太鼓ってどうしてあんなにいい音がでるのかしら! 鉦の音は聞いてるだけで、ココロのなにかを揺すぶられるわ!
「某連(なにがしれん)」というのぼりを持った人たちがやってきたときは、その名前のセンス、人に見られることになれている振る舞いなどから劇団とかお芝居の人たちかしら、と反射的に。てらうことなくプロっぽいの。メイクも濃さと質が違うし・・・、と思っていたら、その中に見慣れたおじさんの姿が。あれ、あれれ、あれは七之助君と勘九郎君のお父さんではないですか? えぇ、つまり、
 えぇー、こんなところに中村勘三郎ー!!!
あー、やっぱりそういう人たちだったのか! どうも場慣れしてるなーと思っていたのですよ! となりで見ていたマダムが「いやぁぁぁーーーーーーん、かんざぶろうよっかんざぶろう!あたしいってくる、あなたカメラ頼むわね!」と疾風のようにザブングル。あの行動力が私にあれば!!!
予備知識がなかったので財布ひとつで出かけたのですが、カメラを持っていくべきお祭りだったのね! なかなか見甲斐のあるお祭りでしたわよ!
帰りにスーパーに立ち寄り、ワイン売り場の前で悩んでいたら、白絣を着た白人男性に「ワタシが思うに、それがいいね!」と脇からセレクトしていただき、帰りは思いがけぬ突風に裾がまくれ、家につき、猫を抱き、そして、私は、自分がこういう町に住んでるんだなあという思いを新たにしたわけですよ、うむ。
※flickr にそのときの様子の写真が見つかりましたのでぜひー。
http://www.flickr.com/photos/jonsiegel/4821712420/

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