ハナカンナ高きに咲いて小豆島/ちょっこし瀬戸内国際芸術祭


親戚のおばちゃんにお供して、週末は瀬戸内に行ってきました。高松からフェリーに乗って小豆島へ瀬戸内国際芸術祭をちろっと。高松の栗林公園は広くてよかねー。秋には金沢の兼六園・岡山の後楽園・水戸の偕楽園・東京の小石川後楽園・彦根の玄宮園・高山の栗林公園で大名庭園サミットなるものが開催されるそうです。楽しそうじゃのぅ。

栗林公園のセミ。

愛媛からやってきた「坂の上の雲」電車。
上の大きな写真は、小豆島の中山地域の棚田の対岸に設置された、台湾の王文志氏による「小豆島の家」

竹で組まれた通路の中を歩いていくと、中には広いドームがあります。

そのドームが大きすぎてレンズに収まりきらない・・・。竹の感触が気持ちよく、裸足で歩きたくなります。中では一段高く組まれた檀があり、そこで鑑賞者たちは靴を脱ぎ、寝転がったり、天井を見上げたり、思い思いのスタイルで居心地よく佇んでいました。展示の手前で飲み物も売っていたので、もしかしたら中で飲んだりしてもいいのかも。これが小豆島の目玉作品だそうで、晴れた日にはぜひ!
他にもいろいろ見てまわったけど、全体的に開放的で、おおらかで、窮屈に感じることの少ない芸術祭で、瀬戸内の暮らしや風土を体感するのにもいい機会かも。島内の移動がちょっと大変です。芸術祭バスという名前の路線バスが出ちょりましたが、公共交通機関だけでまわれるんかいな。今回はタクシーで行きました(同行した親戚のおばちゃんの財布が分厚かったから☆、という大きな理由もありましたが)(自分一人だったらどう移動するかな、とちょっと考え込んだりもした)。
小豆島は周囲140kmの島で思っていたよりも大きく、高い山もあり、きゃっきゃっ、なんとなくハワイのカウアイ島みたいじゃない、などと錯覚しちゃったり。素麺を作っているところは130軒もあり、素麺好きとしてはぜひ工場見学やら手のべ素麺体験をしたいところですが、それらは要予約、残念。
小豆島から新岡山港まで両備フェリーの大きなフェリーで。
http://www.ryobi-ferry.com/
小豆島でフェリーの切符を買う時、「岡山駅まで行かれますか?」と窓口の女性が質問してくれて、ええ、と答えると、フェリーから乗り継ぐバスの切符がセットになった片道券を出してくれました。なんて親切なの! 小豆島-新岡山港のフェリーが1,000円、新岡山港-JR岡山駅が480円、合計1,480円のところ、乗り継ぎ切符だと1,200円に! あたい、こういうちっちゃい割引って大好き。さすが両備ホールディングスよ!!!

ようやく帰ってきましたね・・・・
ウカ様にはうちで2晩の留守番を。麻布十番の部屋は、狭くて逃げ場がなかったので出かけるときは毎回人に預けていました。しかし、今、住んでるうちは北向きの寝室があり、そこは冷房いらずの涼しさで、ウカ様もよくそこにおやすみあそばされているので、今回は思い切って置いていってみました。そのために用意したもの。
ニャンとも清潔トイレ 2セット
循環式自動給水器セラミックファウンテン
・餌を4セット
・1部屋だけ弱冷房をつけっぱなしにして。
2箇所のトイレに2回分ずつうんちっちがしてあり、ひとまず安心。
実は、火事がちょっと心配なセラミックファウンテンですが、台所のシンクの中にセット。周囲からは燃え移りそうなものは排除しておきました。プラス普段の水飲みボールを脇に。セラミックファウンテンの水を相当よく飲んだようで、満タンにしておいた水位が4センチほど下がっておりました。やったぜ、セラミックファウンテン! モーターで水を循環させるので、やっぱり新鮮な味に感じられるのじゃろうか。毎日は使わないと思うけど、長い留守のときにはこれでいけるかな。
餌は、まぁ予想通りの減り方。
旅行から飼い主が帰ってくると「バカバカー!どこに行ってたのよー!!」と猫とのやりとりがあるという話をよく聞きますが、そんなこともなく。
まぁ結論ですが、セラミックファウンテン、買ってよかったっす。

今回の旅に用意したもの。

TAMRON AF18-270mm F3.5-6.3 DiII VC LD Aspherical IF MACRO (キヤノン用)
『近いところから遠いところまでこれ1本でOK!』というヨドバシカメラの店員さんに春先に進められて、しばらく悩んでおりましたが、今回思い切って購入。楽天のレビューを穴があくまで読んで、多くの人が『特に凝った写真を撮るわけでもないが、ある程度はしっかりとした写真を撮りたい』『レンズを2本持ち歩くのがしんどい人にはぴったり』といっているので、それを信じて。使い心地はレビュー通り、10mmのところで「おやっ?」と思うほど動きがギクシャクしますが、あとはもう満足、大満足。

栗林公園の池に佇むサギ(かな?)とか、

栗林公園の茶店に堂々と侵入してくる野良っことか、

干潮のときに出現するエンジェルロードとか、動物も景色も撮り放題!!
いい買い物しましたわー&ちょっと早いいい夏休みとなりました☆

5 COMMENTS

たかとり

お、小豆島~。
わたしは小豆島を日本の一つの縮図として講義のテーマに取り上げることもあります。
いろいろ興味深い島ですね。
そういえば瀬戸内であの大きさで橋が架かっていないのはレアな存在だとか聞いたことが…。
原稿用紙2枚分の話はまた今度お会いしたときにでも(笑)

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スガ

>小豆島を日本の一つの縮図として
ふむぅ。
内海に巨大なタンカーが放置してあって、タクシーの運転手さんがいうことには「ああやっておいてありますけど、多分、中国人が買うんでしょうな、半分展示みたいなものですわ」といってましたが、のどかで二十四の瞳で手延べそうめんな島だと思っていたのですが、そういう経済もまわっているのだと思うと感慨深く。

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たかとり

放置されたタンカーですか…
しかもそれを中国人が…時代…ですかねぇ。
海に囲まれ、資源も少なく平地も少ない島国。
でも海運で入ってきた原料(大豆・米)と数少ない資源(昔は塩田による塩製造が盛ん)を
日持ちのする商品に加工、
付加価値を付けた状態で島外に売る…。
そんな小豆島はそうめんだけではなく、醤油のOEMのシェアが高いそうです。
また戦後は瀬戸内海の海産物に醤油を原料にした佃煮の製造も盛んだとか。
いずれ高齢化が進んで
観光が地域の産業の重要な価値を占めていく様子まで
すでに小豆島から伺い知れる…といったら言い過ぎかも知れませんが。

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スガ

そうそう醤油メーカーが多かったです。そういう日持ちする加工食品を作ることの素地が島全体で出来ているというか、だからオリーブの栽培が始まったのか、とか、いろいろ。オリーブ栽培は一世紀つづいているんですってね。
タクシーの運転手さんがいうことには、「昔は水不足に悩まされたけど、今はダムが4つできて、観光客が減ったから、ちょうどいいくらい」といってました。ばあさん世代は、お米を海で洗って炊いていたとかそんな話も。山育ちの私は、海の中での暮らしそのもののあらゆることが新鮮でいろいろ興味深いことがございましたことよ。日本は広いねぇ。

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