親子で仲良く!/映画「星の旅人たち」



2010年、アメリカ。あらすじはeiga.comから。
俳優のほか「メン・アット・ワーク」「ボビー」などで監督としても活躍するエミリオ・エステベスが、実父マーティン・シーンを主演に迎え、息子を亡くした初老の男の聖地巡礼の旅を描いたヒューマンドラマ。アメリカ人の眼科医トムは、ひとり息子のダニエルが、スペイン北部ガリシア地方の聖地「サンディアゴ・デ・コンポーラ」を巡る旅の途上で不慮の死を遂げたとの報せを受ける。妻の死後、疎遠になっていた息子が何を思って聖地巡礼の旅に出たのかを知るため、トムは亡き息子の足跡をたどる。エステベスが息子ダニエルに扮し、「THE WAR 戦場の記憶」(1996)以来となるシーンとエステベスの親子役での共演が実現。
40歳にもなるひとり息子のダニエルは「ぼくは世界を見に行かなくっちゃ」とフランスに巡礼の旅へ出る。しかしその巡礼の旅を始めたその日に、嵐に巻き込まれて死亡。お父さんのトムは呆然としながらも遺体を引き取りにフランスまで。そこで息子のバックパックと遺灰をひきとり、息子の足跡をたどるために、800kmの巡礼の旅へ出かける。途中、ドラッグ常備の太ったオランダ人、美人でスマートで足が長くてとってもボインだけどちょっと近寄りがたい雰囲気のカナダ人美女、難しいことばかりいってる自称作家(実は旅行雑誌のライター)のアイルランド人が合流し、彼らはサンディアゴ・デ・コンポーラを目指すのであった。。。。
で、マーティン・シーン(トム)がエミリオ・エステベス(ダニエル)を空港へ送り出す場面、「父さんはいつだってボクのことに反対する!(ってあんた40歳にもなって・・・・)」とやりとりするんだが、「この二人、よく似てるなー、ハリウッド、さすが層が厚いぜ!!」、などと思って眺めていたのですが、きゃっ、血の繋がった親子だもんね、そりゃーそうよね、映画が終わったあとに、ようやく親子だってことを思い出した。てへっ。マーティン・シーンは、エミリオ・エステベスとチャーリー・シーンのお父さんだわ、地獄の黙示録だわ。
フランス、バスク地方、スペインと移動するけれど、行く先々で英語が通じるのね。そして「ここまできたらチーズ食べようぜ!」「修道女がつくった謎の酒だぜ~」「ほらーみんな今日のワインさ」「ここはハムがうまいなー」とか、もう、あぁ、行く先々でたのし美味しそうな食卓が! どんなお宿のどんなテーブルにも、必ずテーブルクロスがかかってたし(でも同じ色のが2回出てたけど、使い回しかな・・?)!
800kmを徒歩でいくロードムービー、原題は「THE WAY」、邦題は「星の旅人たち」、こんのゆるふわ邦題がぁぁとうなりたくもなるけれども、ちょっと悲しいけど終始にこにこして見ていられる安心の映画。
島田雅彦さんがあるコラムで「人生で読むべき本はそう多くはないはずだ」と書いてらして、ハートに穴があいたわ。変な自己啓発本を読む暇があったら、旅へ出よう。旅が教えてくれるものはたくさんあるわ、っていうお話、でもあると思った。「んもうっ!必ず見てっ!!」とは言わないけれど、自転車レースの季節の只中ではありますが、ブエルタ・ア・エスパーニャを楽しみにしている方は特に! あと、トレッキング好きな方も!! 
この映画の中のふとっちょオランダ人、どっかで見たことあるなーと思ったら、ドラゴン・タトゥーの女で、ルーニー・マーラちゃんをギャワワとなるよな手段でレイプし、作品鑑賞中、「H・E・N・T・A・I だー!!!」と私に心のなかで叫ばさせたあの弁護士さんでした。俳優さんってすごいわね。
夏の映画先取り情報
9月から上映開始の「最強の二人」、予告だけで号泣する準備ができてしまうおそろし映画。
韓国映画の「トガニ~幼き瞳の告発」、見られない・・・・。
映画のウェブサイトを作る仕事ってどうやったらもらえるのかちら!
ギンレイホールに営業に行くほうが堅実かちら! どうかちらー!!!!

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