マシュー・マコノヒーが20kg以上の減量に挑戦し、余命30日と宣告されてから7年間生き抜いたエイズ患者を見事に演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞、30kg減量した共演のジャレッド・レトが助演男優賞を受賞した作品「ダラス・バイヤーズクラブ」、ただいま飯田橋のギンレイホールで絶賛上映中、今週29日まで。
右手を上に上げてるのが2012年のムッキムキ・マシューさん!
本作品はメイク賞も受賞しますが、こちらがエイズ患者メイク・・すさまじい。。
あらすじは映画.comから。
マシュー・マコノヒーが、エイズ患者を演じるため21キロにおよぶ減量を達成して役作りに挑み、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した実録ドラマ。1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフはHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡る。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを売る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。会員たちは安い月額料金で新しい薬を手にすることができ、クラブはアングラ組織として勢いづく。しかし、そんなロンに司法の手が迫り……。
「えーっ、筋肉ムッキムキ・俺様のシックスパックみてみて~★」なマシュー・マコノヒーの面影はスクリーンのどこにもなくガリッガリに痩せ肺炎も起こしかけているのに「エイズなんてゲイがかかるもんだ、このテキサス野郎な俺様が俺がゲイなはずあるわけない」と医師の宣告を無視するロン、図書館で調べるうちに「えっ、避妊のない異性とのセックスでもなるの!? 注射の使い回しとかでも!」と知る。『このーエイズめー俺様が力でねじ伏せてやるぅぅぅぅー』と知識を得て、薬を求め、時にメキシコへ、あるいは中東へドイツへ、よい薬があると聞けば新婦やビジネスマンの変装をしてまで飛んでいくのです。そして日本へも! 物語の舞台は1985年なんだけど、マシューさんが降り立った日本は、2010年代の渋谷のスクランブル交差点、あのぅ、スタバのロゴが画面に入ってない? だいじょうぶ? Q-Frontのロゴはみえたような気がしますよ。
男尊女卑の差別主義者が7年の加療を経て、正しい知識を得て病の人々を助け人格的にも成長していく物語でした。その場しのぎの快楽に身を委ねて一日一日を自暴自棄に過ごしていたロンが、立派な科学者といってもいいくらい医療知識を身につけ、たくましく、ビジネスマンとしても優秀に、残りの日々を過ごしていく様子は素晴らしかったですよ。薄味のジュリア・ロバーツと呼びたくなる女医役のジェニファー・ガーナーもよかったです。ジェニファー・ガーナーちゃん、ベン・アフレックのお嫁ちゃんなんだ、ふむふむ。
あちきも見てまいりやしたよ。
よかったですねえ…使命を持った人間の行動って、自分も周囲も変えていけるんですね。
…「ミスタイプの女王」の私がすがさん、揚げ足取るようで悪いんだけど、文中「新婦」の変装、期待してみちゃったよ(~_~;)
わはは、新婦!だめじゃん、私!!!ごめんねー。
あんな自堕落で自暴自棄な人生がねぇ、最後の裁判のあとでがっくり肩落として帰ってきたあとのシーンとかそりゃもうそりゃもう!!!