村上版「日本語が滅びるとき」/村上龍「歌うクジラ」

歌うクジラ(上) (講談社文庫)

歌うクジラ 下

近未来。超高齢化社会と人口減少・産業の衰退と円安が進み食料輸入が途絶え、地域通貨制度を伴う道州制が導入されるものの、北海道・東北地方は食糧を他地域によこさず地域間格差が拡大、さらに人間の階層化も進む。日本共通円に対し九州地域円は1/5のレート、その九州は長崎県、犯罪者やらなにやらを収容した新出島から物語が始まるんじゃ。物語の概要はAmazonから。

二〇二二年、ハワイの海底を泳ぐザトウクジラから、人類は遂に不老不死遺伝子を発見する。だがその百年後、人間は徹底的に階層化され、政府の管理下に置かれていた。流刑地に住む十五歳の少年アキラは、人類の秘密を握るデータを託され、悪夢のような社会を創造した人物に出会うため、壮絶な旅に出る。毎日芸術賞受賞作。

物語は、村上版SFロードムービー「日本語が滅びるとき」、です。
あぁおもしろかった! 夏休み向けな物語でしたよー。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

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