1988年公開のイタリア映画。とても有名な映画。人生で初めてこの作品を見た。最初の30分間、猫も一緒にずーっとテレビの画面を見つめていました。猫ちゃんもなにかしら感じることがあったんでしょうか、どうでしょうか。
この作品の監督ジュゼッペ・トルナトーレが、後に「海の上のピアニスト」を、「鑑定士と顔のない依頼人」を撮ることになるのですか、うわぁぁぁ。これって、トルナトーレ氏の長編監督デビュー作といってもよい作品だったのですかー。うわぁぁ。
あらすじはeiga.comから。
映画監督として成功をおさめたサルバトーレのもとに、老いたアルフレードの死の知らせが届く。彼の脳裏に、“トト”と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、映写技師アルフレードとの友情が甦ってくる。
シチリアの小さな村の映画館を舞台に、映画に魅せられたサルバトーレの少年から中年に至るまでの人生を3人の役者が演じる。アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど、各国で賞賛を浴びた。
友情を築いた二人が、二度と会わないというかたちでその友情を守っていくという物語でした。うわぁん、これではまるで漫画「からくりサーカス」の鳴海と勝ではありませんか。イタリアの南部のさらに田舎の町では、そらー北部からやってきた銀行支店長の娘はまぶしく見えて仕方なかろう。青い目の女が手強いというのは、アルフレードの優しさだったんじゃよ、手強いっていうんじゃなくてそもそも生きる階層が違うという。
それにしても最後の試写室のシーン、よかったねぇ。主人公の表情がみるみるほぐれていくのが本当によかった。梵天丸もかくありたい。