SATCに憧れている賢い消費者-破壊屋さんはおもしろいなぁ

映画おもしろサイト・破壊屋さんのサイトで、破壊屋さんサイト読者の投票によるゼロ年代の映画ベスト10が発表されました。
破壊屋、町山さんも認める(?)映画ブログだぜ!
破壊屋-ゼロ年代のベスト映画
破壊屋-ゼロ年代の映画ベスト10_解説
以下、青字は破壊屋さんサイトから引用してます。
9位はミッキー・ロークのレスラー。この映画の解説でとりあげられている「名シーン4コマ」がいいです、そうだよね、私もあのシーンはすごく好き。
解説のページではそれぞれの作品に「この映画をディスった人」というタイトルで、ネット上で見つけたディスリ文が引用されていますが、レスラーのディスリ具合もまたなんだか。
社会保険の破綻したアメリカでこの先どうやって生きていくのか?ランディは。(中略) SATCの世界に憧れ、賢い消費者であることが信条の自分にはこういう世界は相容れない。(中略) 皆しっかりしてくれ!!ランディーの様な人のせいで皆税金が上がったら怒るでしょう?
えぇー・・・と。あの映画のラストシーンの意味がわからない・読み解けない・予想もできない人がいるんだなぁとおのろいた。私もそういうことがないわけじゃないけど、この投票で2位のグラントリノのディスリ具合もすごくて
選んだテーマの割には、表現されていることは安直で、薄っぺら。クライマックスも陳腐で、深みがないというか、コクがないというか。テーマを描き切っていない。映像的に美しいシーンもコレといってなく、正直言って、何がいいのか、どこが泣けるのか。神経を疑う。 (中略)うちの妻は気分が悪くなり、精神的にもショックを受けてしまった。ああいう場面を持ってこなければ、正義とか、絆とか、死に方とかを描けないというなら、まさに、表現者として失格。しょせんは、三流の映画監督だということだろう。
「神経を疑う」と書いてあるけど、この人が疑っているのは自分自身の感性じゃなかろうか。「どこで泣けるの? 泣けなかった俺がおかしいの? みんなどこで泣いたのさ?」という不安があるんじゃないかなー。
「美しいシーンもコレといってなく」、美しいシーンってどんなの? 素晴らしい景色とか? 目もくらむようなCGとか? モン族の家族の食事のシーンだって美しく意味のあるシーンだと私は思ったけど、どうかな? 美しいシーンが入ってなくて損に思ったのかな? 
それについて破壊屋さんが素晴らしい名言を残してくれてます。
 映画評を書くときに「テーマ」という言葉を使う人に限って、その映画のテーマが理解できていないのはよくある話。
それだぁー!!! ここでディスリ引用された人たちって普段どんな映画を見て、どんな感想を抱いているのかしら。あたしゃそっちに興味があるよ。

グラン トリノレスラー
それにしても2本とも、男の中の男を描いた作品でした。見たことにより、血肉を得るというかなんというか。。

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