足利へワインを飲みに行ってきた／こころみ学園のココファーム・ワイナリー

葡萄畑の上からワイナリーとこころみ学園宿舎を見下ろす

ランチ、これで1000円、ムッフ！！！

テイスティング、１回500円でできます。注いでくれるおねえさまがまたセクシー！

シャンパンつくってます。
瓶を１日１回45度ずつ回転させるという作業を100日間続けてるそうです。

帰りに足利學校へ立ち寄ってみた。こういうものがある街はいいね。
月曜に仕事依頼するために湊屋さんに会い、そのとき、足利のこころみ学園の話を聞いた。
知的障害者とともに足利の山地を開墾し、何十年もかけてブドウ畑を作った先代社長川田昇氏。当初、食べるものとして売られていた葡萄だったが、あるときからその葡萄を使いワインをつくるようになった。畑の手入れは、川田氏が創設した知的障害者厚生施設の「こころみ学園」の生徒たちが行う。「障害者が作ったからというので買ってもらえるワインではななく、味で勝負できるワインを作りたいんだ」という熱い思いのもと、アメリカからワイン技師を招く。畑の開梱から50年経ったいま、九州沖縄サミットや洞爺湖サミットで採用されるまでのワインに成長したのじゃった。。。
「まぁっ！仕事があり、おいしいワインを作るという誇りも持てるなんて、なんて素晴らしい話なの！！！それはいつか現地に行ってみたいものよねぇ。」などといってたら、金曜日に「スガヤン！　明日土曜日行きましょう、行きましょう。なにぃ、明日天気が悪いぃぃ？　あぁん？　そんなことが理由になるとでも思っているのかい？　浅草駅午前１０時集合、りょうもう号で行くよ！　黙ってついてきやがれ！（一部脚色しています）」というのですよー。それで今日、土曜に湊屋夫妻と三人で行ってきました。
いやもう素晴らしかったわい・・・・・
映画「アメリカン・ギャングスター」みながら飲みたい白のフルボディの「山のシャルドネ」とか、
映画「マリー・アントワネット」並の華やかさの「2009 第一楽章」とか、
食事前のお酒として飲んだ軽やかな「ここロゼ」はまさにアグリカルチャー映画女子向けワイン、
日本の食卓にすんなり似あう寅さん風味の「農民ロッソ」とか、
華やかな香りと丁寧なつくりが喉を心地良く伝わるデザートワイン「ロバの足音」とか、
それぞれが、それぞれに記憶に残るワインでした。ふぅ。
カントリーカントリーしてる農場を思い浮かべて現地まで行ったのですが、到着してみたらすっきりナチュラルなさっくりした都会的な農場＆ワイナリーでした。併設のレストランも大変居心地よくおしゃれで、しかも、良心的なお値段で、料理はとてもおいしくて、店員さんが気持ちよくて・・・・、この足利の奇跡をみんなと分かち合いたい！！！！　
・クルマで行きたいと思われるところでしょーが、ここはひとつ電車＆タクシーで。
　だって現地で飲みたいじゃーん☆
・東武線りょうもう号で足利市駅まで、特急券入れて1940円。
・足利市駅からタクシーでココファームまで2500円でお釣りがくる距離。
・テイスティング、セミナーの概要はこちらからどうぞ。
働いている人たちが、知的障害者の方もそうじゃない人も、ワインを深く愛し、慈善事業っぽさもなく、気負わずさらりと、颯爽と仕事している姿に感動しました。やっぱり、仕事に必要なのは愛だよなー。梵天丸もかくありたい。押忍！　雨もふらなかったしよい旅でした。

こころみ学園奇蹟のワイン こころみ学園奇蹟のワインの他のレビューをみる» 川本 敏郎 日本放送出版協会 ￥ 1,365 (2008-04)