伊勢丹でパワーオブ服永遠に。

伊勢丹歩いてたら腰抜かし案件なライダーズジャケットに遭遇してしまう。

RICK OWENS のグレーの超細身ムートンで、背中がちょっと長くてかわいいペンギン風カット、衿の内側はフォックスで大変に優雅なカット、インナーもフォックスで、動物愛護団体の人たちに見つかったら生卵ぶつけられそうな（生卵は愛護しないんだ・・・）んだけど、とても素敵なジャケット。

　お値段　480,000円（税別）。

んんんんんー、二十代だったら無理してローン組んででも買ったかもしれませんが、この年になりますとこれを着ていける物語を自分で作れないと着られないということに思い至ります。こういのはザ・ウィンザーホテル洞爺　リゾート＆スパで明細も見ずにチェックアウトできる人が、ふーんって言いながら買う品物なんですよ！　似た形のがyooxにあった、これのグォージャス・セクスィー版。　

伊勢丹で「これ、どこに着ていきますのん？」という洋服がドドーンと売られているのを見ると、「日本経済まだまだ余裕があるのかも」と安心しますね。先日、友人は大変にエレガントで愉快なカットの「ゴム」のスカートを買ってました。えぇ、ほんとうに「それ人生のどこで役に立ちますのん」なスカートです。ウェストがゴムとかそういう意味じゃなくて、素材がゴムなんです、全面がゴムなんです、ひらひらとゴムなんです。そういう愉快なアイテムにお金を出さなくなって、堤さんみたいな人が死んじゃって、文化振興にお金がまわらなくなって、生活にいらないものをどんどんそぎ落としていったら、いろいろが行き詰まって明日にでも築地で働くことができそうな愉快なゴムのスカートを売ることもできない世の中になっちゃうんですよ。伊勢丹がんばって、ファッション・アホ街道をこれからもぶっ飛ばして！　

さて、その伊勢丹でベルサイユのばらのゴージャス祭り見てきましたよ、アホアホすぎる・・・。しかしアマゾンでプレミアがついてるという噂の新刊の11巻は平積みになってましたよ、「都内でさくっと買えるのってここだけって聞きましたー」とかわいい店員さんが言ってました。

美麗！！！

SPUR って以前、ジョジョ特集やってたよね。さすが集英社、漫画とのコラボがお上手。

今年の夏はPLAIN PEOPLE のフレアがすごくきれいな細身の黒のロングスカートをずっと履いてた。歩くと足元ででかくて黒い蘭鋳がひらひら泳いでるみたいに裾が踊るの。昔のスケバンみたいなのにかわいくてエレガント、もう一枚買っておきたい。うひひ。