行ってきたミッフィー展とピングー展/北欧キャラで俺は行く!

松屋銀座のミッフィー展を最終日に、ピングー展は開幕3日めの昨日行ってきた。

ミッフィー展

ミッフィー展は人生で何度か日本各地で拝見しているので「あーはいはい、それねー」みたいな不遜な態度で拝見しましたが、今回はミッフィーやミッフィーの作者ブルーナさんと親交のあった日本人作家さんたちに焦点を当てているコーナーが新鮮でした。諸々のデザインはコズフィッシュさん、んもう間違いない組み合わせ。グッズ展開はこちらからご覧いただけましてよ。

ピングー展

やんちゃな少年ペンギン「ピングー」。展示がいい意味でこなれていてカラフルな色展開のミッフィー展とは違って、簡素ながらも気配りのある落ち着いたかわいらしい色合いの会場デザイン。アニメの制作現場に足を踏み入れたようなリアルな展示に心ときめく。しかし、わたくし、ただのかわいいペンギンのアニメだとばかり思っていましたが、スイス生まれのアニメだとは思いもよらなかった、スイス海無いのに!! 海なし県なのに!!

・ピングーは1986年、スイスのアニメスタジオから生まれた。
・原作は、オットマー・グットマン。彼は1993年、56歳の若さで癌で亡くなる。
・そのあとを継いだのはドイツに移住していた日本人アニメーター甲藤氏。二人が若かった頃、何度か制作を一緒に行った縁でピングーの制作に携わることになる。
・ピングーのクレイアニメ一話を作るのに要する時間は約8週間。
・ピングーをはじめ作中のキャラクターの声はひとりの陽気そうなおじさんが全員分を担当、欧州の山寺宏一おじさん。また効果音は激渋中欧紳士ひとりが担当。このふたりに作品の音をすべて託すという豪胆な制作ポリシーが、本作の成功をもたらしたのかもしれません。音声収録の様子が動画で展示されているのでみなさまもぜひ。おじさんたち楽しそうです。
・2017年にはクレイアニメでなくCGアニメとしてピングーの新作「ピングー in ザ・シティ」が発表。日本制作。
・そんな血のにじむような努力で、気の遠くなるほどの回数でクレイをカタカタ動かしながらコツコツ作ったクレイアニメだ、みんな正座して見やがれ!!!

そういう思いがよく伝わる展示内容でした。

高知出身の甲藤氏のプロフィールはこちら。コピペさせていだきます。
誕生日 1938年10月17日
出生地 高知県香美市土佐山田町
経歴 香南中2年の頃から『こども高知新聞』に4コマまんが「マンガ横町」を連載。(中略)横山隆一のアニメーション制作会社「おとぎプロ」に呼ばれ入社、退社後、「スタジオゼロ」に移り、「パーマン」「オバケのQ太郎」などの制作に関わる。1969年ドイツに移住。ドイツを中心に、スイス・チェコなどで新聞まんが・アニメーション・挿画などを制作。

こんな方がいらっしゃるとは知りませんでした!! さすが高知、漫画県!!

で、クレイアニメ作るのって大変なんだなーうわー全く知りませんでしたよと物販コーナーへ。ミッフィー展ではピクリとも動かなかった食指がわなわなと! ピングーらしい、あまりにもピングーらしいふざけたものが買いたくなり背当てクッションと、500円のエコバッグを買いました。かわいい。背当てクッションは購入したエコバッグに入れて持ち帰りました、わたし頭いい。ちくしょう、ピングー、ずるかわいいぞ!!

ティーズファクトリー もっちり フェイス クッション ピングー 30×36×15cm PI-5529073PU

「北欧キャラで俺は行く!」

オランダを北欧といっていいかどうかはわかりませんが、スイスを北欧というのは明らかに範囲違いではありますが、百貨店の松屋はフィンランド生まれのムーミンのライセンス事業を始めたりと、つまり「北欧キャラで俺はいく!」と宣言したようで、日本の日常に馴染みやすいキャラクタービジネスを今後も展開していってください。そしてとらやのムーミン羊羹はぜひ常備していただきたい、お願いします。現場からは以上です、みなさまもぜひ~。

 

第25話「おやつを守れ!」/第26話「不思議な演奏会」

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