秋ですなぁ。
三連休は実家に帰ってまして、東京へはコスパの良い高速バスで戻るつもりだったのですが「普段30分で済むところが2時間になりそうです」という渋滞予想が大月・相模湖・高井戸の三箇所に出ており、一年半ぶりくらいに特急あずさで帰ることに。姉の車で塩尻駅で降ろされたのが電車の時間の40分前、発券機でチケット受け取ってもまだ中途半端に時間がある、カッとなにか飲みたいなーと思ってたら、駅前になんだかフォンターナ デル ヴィーノというカフェができてた。2012年開業だそうです。
塩尻は葡萄とワインができるとこ。ですが、まとめて試飲できるところがないし、銘柄もよく知らないし、車飛ばさないと行けないような場所にしか工場がなくなかなか触れる機会もない、塩尻の商工会のみなさんはどうされてるんですかっ、町興しはしないんですかっ、あぁんっ、国産ワインの底力をあたいに見せておくれよと、常々思っていたわたくし。そんな私の前に、注文の多い料理店の道に迷った猟師二人の前に暗い森のなかで忽然と姿を表した料理店のように、素敵なカフェーが塩尻駅外側にできてるじゃないですか(塩尻駅前ちょっと暗い)! ふむふむ、一杯170円から楽しめるとな、早速入ってみましょう。
地元ワインが40本ほど並ぶ世にも愉快なワインサーバーがございまして、店員さんにプリペイドカードを渡していただき、スロットにカードを入れ、飲みたいワインを選ぶ。30cc、60cc、90cc と本当に一杯ずつ、量も銘柄も選べます。どの銘柄にしようかしらんと悩むのも楽しいのですが、ここは大人らしく、30ccで580円もしやがる井筒ワインの最高峰っぽいものを最初にいただく。
ふぎゃーーーー!なんじゃこの馥郁感ー!!!
「日本のワインは甘くて評価できない」という声をよく聞きますが、日本の果物は甘いからねぇー、ワインだって甘くなるものねぇー。あとさぁ、ワイン飲み会で一番いいワインを最後にとっておくことって多いけど、どうせ酔うんだから先に飲んでおこうよ、ねぇー。予想よりも豊かな味わいに感動しつつ、立ち飲み気分でふらっと飲まないほうがよかったかなと反省し、電車までまだ時間があるので次に一番安い30cc 170円のを飲んでみる。
うん、お値段通り!!!ニトリ!
ワインの値段は正直なものよのぅー。価格帯にこれだけ幅のある自由度の高いセレクトができるこういうお店がほしかったのですよー、葡萄とワインが取れるところで、それもそこの地元ワインで! これは正しいお店のあり方ではないですか! 誰ですかー? 企画されたのは地元商工会のみなさんたちですかー? こういうのワタシ的にはドンピシャなんだけど、他の旅客のみなさんはどうかしら? 「特急が停まるのに、駅前になんにもないー!」ってこともなくなりつつある塩尻駅、みなさまもぜひ!
塩尻土産はキオスクで売ってたこのワイン。カップ付きでラベルが可愛い。
車内で早速いただく、このカップのハイレベルっぷりにちょっと感動。頑丈でちょうどよいサイズ。これは今後旅のお供としたい。わやわやになってきたらまたここまで買いにくればいいのよ。味もちょっと甘いけどワインらしい華やかな気分が味わえて楽しい。JR東日本の500円のワインも悪くないんだが(これも使い捨てできるカップ付き)。ちなみにこちらのモンラックワインというのも、JR東日本商事のプロダクトだそうです。もしかしてニューデイズとかでも買えるのかも。
以下、その他の出来事。
ゴハンが届いたよ。
レモンソルベにウォッカとスパークリングワインをぶちこんだ暴力デザート。
そんなお天気に恵まれた、楽しい三連休でした。
あら、良いお店ー(めもめも)。
以前ペンションでアルプスさんのワインを飲んだら同行者が「日本でこういう美味い赤ワインが飲めるようになったのねぇ」としみじみしてました。
で、翌日、塩尻駅の野田屋さんまで買いに走りました(銘柄と生産年指定で)…。でも塩尻駅、ホントに寂しかったのに…今度機会があったら行ってみます~
(日本のワイン屋さん、時々行きますが、なかなかどうして、フランス産なんぞに負けないくらい美味しいものがあちこちにあるし、ところにより畑も見られるし、で侮れないです。)
おかえり~。
昨日ちょうど、夫と「足利にそろそろ行きたい」と
そんな話をしていたところです。
またぜひご一緒しましょう!
ウカちゃん、アイムスなのね。
いちやん、そうね、うふふ、そろそろそんな収穫祭。あたくし、山梨に行って甲斐路まみれになるぶどう狩りしてきてもよくってよ、ドライバーはいちやんの旦那をご指名で(すみません、すみません!) 甲斐路が一番好きー。
たかとりさん、ねー、「世界よ、これが日本のワインだ」ってそろそろ胸を張ってもいいんじゃないかしら! コスパも素晴らしいですし。一度、塩尻までご一緒しませんこと? ちょっとずつ、いろいろと飲み比べしたいです。