芦ノ牧温泉はいいぞ/一休で調べJRびゅうで行く一泊二日奥会津の旅!/磐越西線もいいぞ

「死にたいって、だいたいは『温泉いきたい』程度の辛さだったりするよね」というのをツイッタで見かけた。うん、そうね、そうね、言われてみれば、別に辛いことがあるわけじゃないんだけど、レイトチェックアウト可能な露天風呂付き客室なんかに、旅館の方が「ちっ」と舌打ちしたりしかねないフル滞在したりしてきてもいいわねーなどと思い立ち、一休のサイトで青森より南・静岡より北の範囲内でそんな条件の一番安いお宿を探した。あった、あったありました、それは芦ノ牧温泉にありました。わたくしは電車の旅派なのでJRの旅行カウンター「びゅう」に出向き、この旅館のパッケージツアーをオーダーしつつ「差額出すので露天風呂客室にアップグレードしたい」とご相談。「現地で追加料金払えば大丈夫そうです」とのことで、JR提供の旅のお楽しみ券(自分換算五千円相当)をいただいてニヤニヤしながらいざいざ磐越西線へ。磐越西線もいいぞ。

芦ノ牧温泉! それは郡山まで新幹線で行って磐越西線に乗り換え一時間、会津若松で下車して一時間弱待ち合わせし、会津鉄道に乗り換えて20分、ネコ駅長が出迎えてくれるすてき温泉駅!!! 

先代ばす駅長、今年の春のある日、終電を見送ってから静かに息を引き取ったそうです。18歳、ご長寿猫でした。

現在の駅長らぶちゃん。愛くるしい凶器! 美麗アメリカンカール! らぶちゃんまだまだちびっこなのにおすすめドリンクが高血圧防止だったりなんたりで中身がしぶい。

ばす駅長はフラッシュたかれまくって晩年失明してしまったそうな。なんとも・・・馬鹿に刃物、無知にフラッシュたぁことのことだね。いまは撮影そのものが禁止されています。

さて、芦ノ牧温泉へ。JRがくれたお楽しみ券とはうふふふふ、現地の温泉湯めぐり券なのです。うふふふふ。わたくし、温泉地に行ったら宿泊先の温泉だけで満足できるような女じゃなくってよ! 「他の温泉もお楽しみいただけます」なんて言われたらフルタイムで湯めぐるわよ! 2日間有効の湯めぐり券を握りしめて、日帰り入浴1500円とか1000円のお風呂を全部まわったわ。いやぁ芦ノ牧温泉はいいぞ、「湯量が豊富なことだけがとりえでー」などと宿の方はおっしゃいますが、ほんとうに出し惜しみのない温泉地獄! こういう湯めぐり時には、黒のロングのテロンとしたボタンもファスナーも一切ついてないワンピースで行くのが便利です。

 


まず大川荘。すばらし温泉です。断崖絶壁の上に昔からある露天風呂。「うひょっ、川があんな下にある」とヒュンッとした思いを味わいながらも絶叫温泉。さらに、建物の反対側には近年増設されたとおぼしき、清潔で明るくてモダンでスタイリッシュな内風呂と、段々畑みたいな棚田風露店風呂が。こちらも体のどこかがヒュンッとなりそうな景色を見ることができます。大川荘さんは、なんというか出し惜しみがまったく感じられない旅館で、宿泊客にもビジターにもココロ広くおおらかに迎えてくれる施設でした。棚田のような温泉。紅葉の秋が、豪雪の冬が、新緑の春が、旺盛な緑の夏が楽しみですね! 大川荘のご予約はこちらから。この出し惜しみのなさを他の温泉旅館も見習うべきよねー。

 

芦ノ牧温泉は阿賀川を見下ろす高台に位置する温泉旅館が多いのですが、小谷の湯は高台から一段下がったところにあり渓流をお風呂から眺めることができます。小さな温泉街で景色のアップダウンを楽しめるのは楽しいことですな。小さい旅館でしたが浴場は近年改築したところでしょうか、こちらも清潔で大変よござんしたよ。

 

丸峰観光ホテル。「丸峰ってどういう意味ですか?」とお尋ねしたら、「会津の盆地がぐるっと丸く山で囲まれているので丸峰というのですよ」とのこと。ここが露天風呂付きの客室がお手頃価格で用意されている大型温泉旅館です。悪くない! むしろ好き! こういうの好き! あはははは、うふふふふ、夕日に向かって檜風呂にざぶーんですよ! 館内が広すぎるので足が不自由な方は大変かもしれません(もちろん全館概ねバリアフリー)。この旅館、さらに秘密の離れがあるそうなんですが、まーそこまで離れに立てこもりたいお年ごろでもないので、このお部屋でちょうどよかったです。
丸峰観光ホテルの露天風呂付き客室に泊まって、大川荘の日帰り入浴と冷え冷え麦酒を楽しむ、で決まりでございます。逆にこれだけお風呂があるなら、露天風呂が部屋についてなかったよね、という気もいたしました。お風呂に入るのに忙しいんですもの!

 

 

今度は紅葉の只見線にあわせて会津に行きたいものだわ。会津は高速バスでも行けるんだけど、会津で一時間待ち合わせしてでも電車で行ったほうが芦ノ牧温泉には早く到着するようです。会津鉄道の路線図見てると、温泉だらけなんだよね・・・どうやれば全部攻略できるのかしら・・・・

 

以上、一休の絞り込み検索が旅の条件構築においてすごく役立つよというお話でした。

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