青年の目指す荒野や星涼し/見返し映画「イントゥ・ザ・ワイルド」

Into the Wild

わけあってiTunesでダウンロード購入してじっくり見返し。監督はショーン・ペン、2007年作品、日本では2008年公開、当時もギンレイホールまで見に行った記憶が。あらすじはWikipedaから。

1人の中年女性がベッドでうなされている。「いま確かに、あの子の声が聴こえたの。夢じゃない、ハッキリ聴こえたんだってば」。
裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリス・マッキャンドレスは大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んだが、金で物ばかりを与える親に嫌気が差したクリスは学資預金を寄付し、身分証を切捨て、この世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。旅路の中で様々な人と触れ合い、本当の幸せとは何かを知る。

家族関係の表現、旅先で出会った人々とのやりとりなどじっくり見返してみたら相当切ない内容で、しかも、あの絶望的な美しいラスト、主人公の青年の灰色の瞳から生命のかたまりが抜けていく感じ! 今みると、陳腐な表現だけど胸が締め付けられる感じですよ、映画ってすげー、27gー! 見返してよかった。

原書は装丁がとてもよいの、INTO THE WILD の文字がぐりぐりっと盛り上がっていて、写真が綺麗。

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

主人公のクリスがアラスカの自給自足生活を過ごした「不思議なバス」はいまはデナリ国立公園近くのヒーリーという街のガソリンスタンドに置かれています。彼が使ったその状態のままで。うぅ。

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