都合よい恋でもなけりゃ生きてけない／映画「あなたは私のムコになる」

あらすじはWikipedaから。

ニューヨークの出版社で働くカナダ人で40歳のマーガレット（演：サンドラ・ブロック）は、仕事一筋で厳しい上司のため、社員から恐れられていた。ある日彼女は、ビザの申請を怠ったため、国外退去を命じられてしまう。これまで築いてきたキャリアを失いたくないマーガレットは、彼女は3年間部下として使ってきた28歳のアンドリュー（演：ライアン・レイノルズ）に唐突にプロポーズし、アメリカ人である彼と偽装結婚して難を逃れようと企み、二人でアンドリューの故郷アラスカへ向かうことになった。

「サンドラ・ブロックはかわええのぅかわええのぅ」と大倉孝二の声で叫びながら。

そんでそのマーガレットちゃんが偽装結婚のパートナーと選んだアンドリュー君の実家・アラスカはシトカという街へＮＹから飛行機で乗り込む。オレンジ色の40cm超のバーキンとルイヴィトンのボストンバッグ、靴の裏が真っ赤なハイヒールで乗り込む。乗り込んだその風光明媚な田舎町で、アンドリュー君の生家の苗字が冠されたお店や会社をいくつも見つける。あらあら、なんてこと、アンドリュー君ってば地元名士の息子だったの！？　さらに、年上の彼女にも理解を示す茶目っ気たっぷりのおばあちゃまとママと息子のことを理解したくない父親の三点セットが待ち受ける、あら、あらあら、いいわねー、こんな都合良いことがバンスカ起きて行ったら、うふふふ！　

でもこういうのを見て楽しみたい需要が世間にあるのですもの、いいじゃないですか、そんなことに目くじら立てちゃだめですよ、需要と供給ですよ、致し方ないんですよ！　サンドラ・ブロックはかわいいキャリア女子を演じてますしね、「おっかない鬼上司かと思っていたらなんてキュートな女性なんだろう」と男性のハートをわしづかみにする隙だらけアクションの満載です。

あ、なんか自分で書いてて、こういう映画を全否定してるように聞こえるかもしれないですが、「特定ロケ地」＋「最悪のファーストコンタクト」＋「難易度の低いアクシデント」＋「その危機を乗り越えて深まる愛」という軽めのラブ・ロマンス映画は、観光映画として私にがっつり需要があるのでこれからも是非チェックしていきたいものです。奥多摩を舞台にした「さよなら渓谷」はよい映画ですが観光映画にはならないのでだめですねー、あれは男性が見たら男であることを自ら否定したくなるような映画です。なので逆に全男性が見たほうがいいね☆

ちなみにアラスカのシトカってこんなところ。過ごしやすそうなよいところよねー。