アラスカ州内陸部のフェアバンクスに着陸し、途中デナリ国立公園経由して、そして州最大の都市アンカレッジから離陸するという約1,000km移動する旅をやってきました。アラスカ行こうと思いついた時、とにかく移動が半端ないことに気が付き、バスでの移動がセットになっている大手旅行代理店のパッケージツアーを申し込みました。次の行き先もルートも考えなくて良い楽ちんな旅、というかそうでもしないとアメリカ合衆国に15年ぶりに足を踏み入れるような私にとってはこれくらい楽ちんでないと無理でした。アメリカは物価が安い! 滞在中円安が加速したけどそれでも物価は安いと感じました。
以下、今回の旅の概要です。
・アラスカがどれくらい広いかというと、Wikipedaのアラスカの項にある「合衆国全体とアラスカ州を比較した地図」をご覧になるとよくわかると思います。
・JAL直行便・チャーター便で行くアラスカは大変近く往路6時間、復路7時間弱、バンコクと同じくらい! 一機まるまるほぼツアー客のみ! 222人の乗客を載せて和気藹々と。
・機材は787、人生初787、かなり快適でした。
・フェアバンクス空港、旭川の空港みたいだった。
・オーロラ二晩連続で見られた。ラッキーでした。
・あと、あいつ、肉眼では見えにくい。
・滞在地ホテル近郊でプチ登山もした。
・セスナ機に初搭乗、沖縄で昔乗ったYS-11を思い出した。
・北極圏に入った(空の上からだけど)
・新田次郎の「アラスカ物語」の舞台になったビーバー村へ行った。
・ユーコン川のほとりにも立った。
・「アラスカを荒らすか」と三回くらいつぶやいた。
・デナリ国立公園に行った。ムースを見た。
・クマに限っては、知床半島のほうが出会える確率が断然高い、コスト考えても野生のクマ見るだけなら知床半島へ行こう。
・あと、アラスカでクマに出会ったら死ぬねー、まず死ぬねー。
・黄葉の400kmの道を南下した。途中、ヒーリーでイントゥザワイルドのバスを見た。
・アンカレッジは消費税もない素敵な美しい街、長野県飯田市みたいなサイズ。
・氷河クルーズでアザラシ牧場を見た。ラッコとトドやんも見た。
・氷河の崩落は見られなかった、昔に比べてずいぶん削られてるんだろうな、これ。
・アラスカ中の景色を堪能した、あぁ堪能しましたともさ!! 見たい景色は概ね全部見てきたよ! 荒れ地も森林限界も湿原もツンドラも山岳もフィヨルドも氷河もナナカマドの美しい市街も全部見てきたよ!
・アンカレッジ空港は八丈島の空港みたいでした。
・帰りの飛行機で、マッキンリーを見た。移動中は雨で見られなかったマッキンリーが最後に微笑んでくれた!
・アリューシャン列島を抜けるまで787で約2時間、アリューシャン列島でかいな!
9月のアラスカってお買い得みたいです。夜が長くなってオーロラが普通の装備で見られる可能性が高く、閉園間近の国立公園に滑りこむこともできます、ただし季節の変わり目でもあるので雨も多く、マッキンリーが見られるのはごくごく僅かなチャンスらしいです。私たちのツアーは拝むことができませんでした。
元々オーロラはそんなに興味がなかったのだけど、見られると聞くとこれは見てみたいと思うもの。出発日の朝、レリーズを紛失していることに気が付き慌ててヨドバシカメラに買いに行ってよかったですわい。あと三脚! 三脚と防寒着と寒さの中オーロラの出待ちを耐えられる愉快な音楽など必須!
山ガールやっててよかったー、装備に予算投入しなくて済んでよかったーと思うことしばしば。パタゴニアのゴアテックスのジャケット大活躍、山用ブランドの長袖シャツ・フリース大活躍、春に買ったノースフェースのスニーカー大活躍、ユニクロの暖パンも大活躍! この夏、何度もカメラ買い替えたけど、今回の旅のためだったのですじゃ、最終的には新しく買ったキヤノンの一眼レフを持って行ったんだけど、重量が大変軽くなっていて首にかけてても楽でした。もうちょっといいレンズ持っていけばよかったね、でもまぁおおむね満足! これからしばらく写真多めの長い旅行記を掲載する予定ですが、どうぞおつきあいくださいませ。
パッキングが我ながらかわいい・・・。着替えの収納はちび風呂敷とハンカチーフで十分ですよー。
帰ってきたら仕事椅子が猫の毛だらけ。うぅ、ごめんよぅ、ウカー(期間中は毎日、友人にペットシッターしてもらってました)。
旅の前には「水曜どうでしょう」のアラスカ編とユーコン川編を見て予習していきました。特にアラスカ編は旅程の日程が大変近く、装備の参考になりました。だけど、あの人達本気でオーロラ見ようとしてなかったでしょうー。キッキッ!