間違った列車に乗って初詣/映画「めぐり逢わせのお弁当(インド版タイトル DABBA/英語版 LUNCH BOX)」

めぐり逢わせのお弁当 DVD

日曜夜に「あれ、風邪ひいたかなー」と悪寒を感じ、しかし元来頑丈に生まれついているもので二日も寝てれば治るでしょうと高をくくっていたら、30日の朝に声が出なくなり、31日朝は救急病院へ。大晦日の帰省を断念。人生初めての実家以外の場所で過ごす正月というものがあっけなくやってきましたの。そうかー、実家で過ごさない大晦日ってこんなもんなのかー。昼間ぐっすり寝て薬がやっときいてきて、ロード・オブ・ザ・リング三部作と紅白とTwitterを見比べながらゆっくり過ごす。SMAPがメドレーで「ナンバーワンにならなくていいー」と歌ったそばから「TOP of THE WOLRD」という矛盾したタイトルの楽曲に移り、おらおら、発言の責任とらんかーいとうちの猫ちゃんが訴えておりました。明けて2015年、お雑煮作って食べ終わったらもうやることがないので、元日の朝、早速ギンレイホールに行って来ました。

 うぅーん、ほろ苦い! 
 ほろ苦いけどいい!!! 
 とてもいい!!!!

低予算の作品だと思うのだけど、たいそう成熟した作品ですなぁ。マダム・イン・ニューヨークもそうなんだけど、この作品の監督はまだ三十代なんですよ! インド映画、やるなぁ、やりますなぁ。

あらすじはWikipediaの「ダッバーワーラー」から。
リテーシュ・バトラ監督の映画「めぐり逢わせのお弁当」(原題:DABBA)はダッバーワーラーによって誤って配達された弁当をきっかけに、退職間近の孤独な初老の男(イルファーン・カーン)と、家庭を顧みない夫に不満を持つ主婦(ニムラト・カウル)が交流を深める姿を描いている。

これだけだとちょっとわかりにくいのでギンレイホールのサイトからも引用しますよ。
主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕を振るったお弁当が誤って見ず知らずの男に届けられた。弁当箱は空っぽで戻るが、夫との会話から不審に思ったイラは翌日の弁当に手紙を忍ばせる… 偶然からめぐり逢った孤独な男女が手紙だけで心を通わせていく愛情あふれる物語!

1日20万個以上のお弁当を家庭から預かり、夫や家族が働く勤め先へランチタイムに届けるムンバイ発祥・インド独自のランチデリバリーシステム「ダッバーワーラー」、イギリス統治時代に始まった100年以上の歴史を持つものだそうです。しかし、おいおい、インドびとは奥さんを大事にしないとビジネスで失敗しちゃうとでもいう呪いがかかっているのかい? 二作続けてそういう作品を見ちゃうと、そういうことなんだろうと思っちゃうねぇ。もっと嫁を大事にしろー、大事にしろー、おー! それはさておき、ほろ苦いけど、しみじみとよい映画でしたよ。

2015年・・・たいそうな未来にやってきた気がいたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年はちょっと変えていきたいなー、いろいろを。

2 COMMENTS

いち

ありゃりゃ~、あれから風邪っぴきでしたか。
本物の寝正月ね。
お大事に。
そして!
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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ukasuga

参ったですぞよ・・・・生まれて初めての寝正月・・・というか寝年末・・・。あれもしたい、これもしたいと思っていましたがやりたいことの半分もできず、健康を大切にせねばと改めて思いましたよ。本年もよろしくお願いいたします。

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