トルーマン・カポーティの奇妙な冒険/カポーティ「夜の樹」

夜の樹 (新潮文庫)

沖縄の本屋さんで買った。ショップがつけてくれた紙のカバーがとっても「ハイサイ」な感じでかわいらしい。移動中は1ページも読まずに積んどく山に挟み込んでいたのだけど、先週の地震の書籍流で雪崩落ちてきて、「あぁこんな本買ってた買ってた、めんごめんご☆」と今週末読んでみた。

 すっげええええ面白い!!!!

しょっぱなの「ミリアム」から飛ばしてるぅ! 映画「スノーピアサー」のティルダ・スウィントンのビジュアルで物語が再現されるぅ! 
表題作の「夜の樹」、うわぁこういうビザールな世界! ダメよ、お嬢さん、そっちに足を突っ込んじゃ! ヘレナ・ボナム=カーターで再生された。

カポーティーっちゅう人は天才だったんですなぁ。一作一作が、当時の人たちがまだ誰も読んだことのない物語だったんでしょうなぁ。2015年のいま、現代人が読んでもまだ間に合う、まだ「うわー、○○の元ネタってこれ?」みたいなゾックゾクするお話満載の短編集でございます。紙の本で。

「冷血」は新装版が出てるのか。買っとくか。
冷血 (新潮文庫)

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