うさちゃんと湖水地方で叫ぶ愛／映画「ミス・ポター」

Huluで。三連休三作映画第二本目。あらすじは映画.comから。

100年以上もの間世界中で愛され続けているキャラクター“ピーターラビット”の生みの親、ビアトリクス・ポターの人生を、レニー・ゼルウィガー主演で映画化。上流階級の家に生まれたビアトリクスは、幼い頃から動物の絵を描いたり物語を創ることが大好きだった。ある日、自作の絵本が出版されることになり、新米編集者のノーマンがその担当になる。2人は恋に落ち結婚を約束するが、身分の違いからビアトリクスの両親に猛反対されてしまい……。

ビアトリクス・ポターを演じるのはアメリカン女優のレニー・ゼルヴィガー、ブリジット・ジョーンズの日記の彼女ですな。頼りない新米編集者はスコットランド生まれのユアン・マクレガー。富豪の家に生まれた彼女は両親から愛情をたっぷり注ぎ込まれた豊かな暮らしの中ですくすくと成長していく。夏には湖水地方の別荘で暮らし、そこで出会ったウサギやアヒルをもとに、小さなうさぎのおはなしを考えつき、子供の頃のその泡々とした物語は大人になって巨額の印税を生む児童書となって世に出て行くのでした（生々しい！）。ロンドンのまちなかで暮らしていた彼女は、ある出来事をきっかけに美しい自然の残る湖水地方に住まいを移し、豊かな農場をいくつか買い求めその地の大地主となり、牧畜の研究を進め農村の発展にも貢献したのです。

物語は1902年あたりから始まるんだけど、この時代の女性ってまだこんなにいろいろが不自由だったの！？　キャリア築く、自分らしく生きるなんてことは夢のまた夢の世界。こんな時代の中で、自分の力で財をなし、それを自分の考えでコントロールし続けたというのは、キャリアで悩む全ての女性の参考になるのでは。むむー。そしてプロポーズされたらすぐ受けること、もったいぶったことしてるうちに事態が変わったしするので、良いことは早く（悪いことも早く片付ける）、うむ。