いままで見たことがなかったので。Huluで。あらすじはKINENOTEから。
心を閉ざした天才青年が、似た境遇の心理学者との交流を通じて成長していく姿を、繊細なタッチで綴ったヒューマン・ドラマ。自身もハーヴァード大学中退というエリートでもある「戦火の勇気」のマット・デイモン(70年生)と、彼とベン・アフレック(「青春の輝き」で共演)のふたりの新進俳優の共作によるオリジナル脚本を、デイモン自身の主演、アフレックの助演、「誘う女」のガス・ヴァン・サントの監督で映画化。
そうか、マッド・ディモンは、爽やかイケメン枠の俳優さんだったのか。そしてハーバード大学の人なのか。そんなインテリさんなのに、巨額の富を稼ぎだすハリウッド俳優さんになれちゃうものなのか。最近は富裕層(あるいは中間層以上)出身・高学歴俳優さんが大変多ございますね、エディ・レッドメインとかね。「ものすごく貧乏だったけど、俳優になって一発大逆転」という境遇の人が減ってきているのかもしれません。そんなところにも格差社会の影響が!
この作品を公開された年に見ておけば、年をとって悩んでる時にちらっと思い出すだけでも随分楽な気持ちになれたかもしれないですね。そういうときに思い出すのがパルプ・フィクションだったりすると、人生の危急の際に「キャッチアップ・・・ケチャップ・・・」というダジャレを思い出すしかなく、ピンチを脱することができなくなるのです、えぇ、あったまばっかりでもかっらだばっかりでもダメなのです。
この作品を実際に見るまでは、本作品は「グッド・ウィル・ハンティング」というくらいなので、戦前の中西部を舞台にウィルさんがすんごい猟をしでかして、村一番の娘と幸せな結婚をするというような物語かと思っておりました。まさかの主人公の名前だったとは! ぎゃふん!
欧米の由緒正しいキャンパスを舞台にした映画は美しいものですね、日本だとそういう大学キャンパス映画だと「鴨川ホルモー」くらいしか思いつかない、そしてあんまり綺麗だったような記憶もない。
スマートフォンや携帯電話のない時代の映画は、電話ひとつをかける動作にも恋愛の機微がぎっしり詰まっていて瑞々しく感じられてよござんすね。