かっこいいハゲを求めて三千里その2/2010年代のトップガン「アンストッパブル」

ヒャッハー!今日の映画は、トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、クリス・パイン主演、ペンシルバニア州の暴走ディーゼル機関車を止めろ、おぉっと貨物庫には危険な発火燃料と有毒物質が満載だぜ、行く先は75万人都市のスタントン市が待ってるぜ! この危機に立ち向かうのは、へっぽこコネ入社新米車掌のウィル・コリソン(クリス・パイン)と、あと3週間で早期退職することになってる28年勤続のベテラン車掌デンゼル・ワシントンだぜ! 確か去年も地下鉄がどかーんぼかーんとなる映画をトニー・スコットとやってた気がするけど、細けぇことは気にするな!、って映画でした。

あ、映画自体はものすごく緻密で、緊張感にあふれてて、ハラハラしながらひとりでみるのがおすすめよ!レディースデーだったのに、99分の小品なのに、お客さんは12人しかいなかったわ。ニャッハー・・・。


・ことの発端は、人為的ミス。このミスをやらかすのがふとっちょさんで、もー古来からアメリカン映画でなにかやらかすといったらたいていでぶっちょさんですよ。古くはジュラシックパークからそうよね、あのでぶっちょさんがお金に目がくらんだばっかりにえらい目にあうわけですよ! こういう表現を見ると、アメリカ社会が以下にふとっちょさんに冷淡な目を向けているかわかる気がするわ!
・リドリーにいちゃんが歴史に残る名作をつくるのに対して、弟トニーは、商業的な色の濃い作品を作ることがおおいように思えなくもないですが、あたい、トニー・スコット、嫌いじゃないわ。スガ映画史三大スッキリ・ラストシーン作品のひとつに、トニー・スコットの『トゥルー・ロマンス』が入っていてよ☆ もうひとつは、タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』よ、ニャッハー! 
トップガンで失意のズンドコから這い上がったトム・クルーズが見事な復帰戦を果たしたあと、管制室の人々が総立ちで「YES!!!!!」「YEAH!!!!」と叫ぶ場面があったけど、それとおなじ構図がこの映画にもでてくるわ! もはや冷戦をネタに無理やりヒーローを作り上げるような映画を作る時代じゃないってことね! 身近な、地道に働く人々を賞賛する映画をつくるべきよね、ってことでもあると思うの。どうかちら! といってもトップガンは1986年の作品よ! 時代が変わったってことよ!
・トニー・スコットとデンゼル・ワシントンといえば、「マイ・ボディガード」がまた泣ける映画で・・・。
・映画のスジは単純そのもの。だけどね、この映画を見終わったあと、地道に、真面目に、自分の技術と経験に誇りを持って生きていくということに、どんな職業の人であれ共感するのではないかいしら。そういう意味でいい映画、です。みなさまもぜひー!

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