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雨水てふ夜の北欧映画かな/映画「さよなら、人類」

投稿日:2016年2月18日 更新日:

さよなら、人類 [DVD]

ギンレイホールで。ギンレイホールの「一年間、何度映画見ても10000円ポッキリ!(税別)」というギンレイシネパスポートを持っていて、家からギンレイホールまで歩いて15分で、たまたま時間がぽっかり空いてて、という状況でなかったら見る機会がない映画でしたよねえ。

面白グッズを売り歩く冴えないサラリーマンコンビのサムとヨナタンは行く先々で様々な人生を目撃する。ワインを開けようとして心臓発作で死ぬ男とその妻…。臨終間際でも宝石を手放さない老女…。何をやっても上手くいかない人たちのエピソードをシュールでブラックな笑いで綴った不条理コメディ!

えぇ、まぁ、おっしゃるとおり、不条理コメディ。うん、不条理コメディ。淡い印象的なブルーやグリーンの壁紙の室内で繰り広げられる物語、ひとつひとつのシーンはとてもおさまりがよく、不思議な奥行きがあって印象的でした。「ここは、声出して笑っていいのかな・・・あ、誰も笑ってない・・・」というように周囲を伺ったり。途中、画面が暗くなり音楽が流れ、正直やっと終わるのかとほっとした、劇場中をそんな安堵の空気が支配した、ように感じたけれど、また次のシーンが始まり館内の空気がささくれる。さらにこの映画の本題であるブラックユーモアが大変胸糞わるい表現で織り込まれ、勘弁してくれよ、という気分に。そして最後、また画面が暗くなり、物語が終わった。ほっとした、正直ほっとした。

いいところもあるのよ! 「ロッタの店ではお酒が安いのよぅーららららー」のところとか、進軍ラッパのところとか、ダンス教室の先生と教え子とか。でも「さよなら、人類」っぷりがねぇ、あたしゃどうもねぇ。

見たことないけど、松本人志の「大日本人」ってこんな感じの映画だったのかしら、と思ったりもした。批評家たちは「この老練な監督の一流のブラックな表現に、私たちは賛辞の拍手を惜しまない」などと帯を書くんだろうなー。皮肉がきつすぎてしんどい。帰りに激辛タイ料理を食べて厄落とし(?)した。映画.com のこの映画の概要を引用させてもらいます。

【さよなら、人類】
スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督が「散歩する惑星」「愛おしき隣人」に続く「リビング・トリロジー」3部作の最終章として4年の歳月をかけて完成させ、2014年・第71回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した不条理コメディ。面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンのサムとヨナタンは、行く先々で様々な人生を目撃する。ワインを開けようとした男が心臓発作を起こして絶命するが、妻はそれに気がつかない。また、臨終寸前の老女は宝石が詰まったバッグを天国に持って行こうとして手放さない。一方、18世紀のスウェーデン国王率いる騎馬隊が、現代のバーに現われる。ブラックでシュールなエピソードの数々が、細部まで緻密に計算され尽くした絵画のような39シーンで語られる。日本では、14年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映されている(映画祭上映時のタイトルは「実存を省みる枝の上の鳩」)。

そうかー、ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品、むむーん、私の見る目がないってことでしょう。しかし、北欧映画ってのは本当に不思議な存在感がありますね。日本の映画も北欧でとると、この独特な間合いの作品になるような気がします、かもめ食堂のことですけれども。

これも北欧映画。

これ、好き。

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