昨日、あべちゃんところで髪切ってきましてん。アソビさんみたいな髪型にしてみたいと急に思いついて、インスタグラムでショートカットの写真を探し、「世代はだいぶ違うんだが目指すのはこの髪型なんですのよ」とあべちゃんにとiPhoneを見せる。「おっ、前髪切っちゃいますか? 数年ぶりに作ってみますか」と、あべちゃんのやる気スイッチが久々に入ったようで張り切って切ってくれた。椅子に座ったらまず「じゃ、後戻りできないように」とまず前髪をバッツンバッツンと切り、そこから諸々の施術が始まった。若い男性スタッフさんが私に持ってきてくれたのは、以下の雑誌。
いや、これはアラサー向け雑誌なのでさすがにわたくしには・・・・。
この号に掲載されていた「30歳で年収1000万になるちょっとした努力」という特集がすごかった。30歳で年収1000万の事例が「医者」「弁護士」「外資系証券会社」ばかりで、30歳で努力したところで就けるような職業じゃない方ばかり! その努力は人生のもっと早い段階でしないとね☆
いや、正直まったく興味ない。
「あたしゃいつも家庭画報持ってきてもらってますよ」とお伝えしようとしたら
あべちゃんが「これがいいっすよ!世の中にはこういう世界もあるんですよとこちらのご本を持ってきてくださった。
えぇー、怖くてページめくれないんですけどぉと思いつつ読んでみた。美魔女でありたい人のために美魔女実例を多数載せたご本でございます。半分のけぞりながら読んでいると、若い男性スタッフさんが「なんかすごいですよね・・・」と狼に食べられる仔ヤギのような震え方で声をかけてきた、う、うん、あなたの気持ちはちょっとわかるわ。
でもこの雑誌に掲載されてる人達は、きれいで若くていつまでも男性にちやほやされたりしたいってわけじゃなくて、ただ単純に綺麗な自分でありたいだけなんだよな。誌面をじっくり読んでみたら、ガツガツした肉食系の発言が少なく(この号にたまたま掲載されていた岩井志麻子さんのインタビュー以外は)、良き母・良き妻・良き社会の構成員でありつつも、いつまでもできる範囲できれいでいたいというだけで。無茶な美容整形とかぶっ高いエステの広告とか、バカ高いハイブランドのバッグや洋服の話題なんかはあまりなく、「コスパで選べばこのファンデーション」「カリスマメイクアップアーティストに今のメイクを採点してもらいます!」「白髪が出たらマジックのマッキーで隠そう!」などと華やかさな誌面の割に書いてあることは相当堅実。
そうかー、だって、良き母・良き妻・良き社会人ですものねぇー。まっとうな社会人生活をしたうえで、手に入る美容情報で美しさをキープすることを目指しているのか。ごめん、私、あなたたちみたいな美魔女をちょっと偏見持って眺めていたかもしれない! ネイルを男子のためにするのではなく自分のためにするように、シンプルに自分を喜ばせるためにきれいでありたかっただけなのね。とはいっても、仲良くなることはないと思うけど、接点もないし。まぁでも汚いおばさんの國より、綺麗なおばさんの國のほうが楽しいっちゃ楽しいよね。
そしたら編集部サイトに「白髪にマッキーとか無茶な記事のせてごめんなさい!ほんとごめんなさい!」と謝罪記事が掲載されてました。ですよねぇー、よかったよかった、みんなうっかり信じるところでしたよ。
でも「え、私、前からやってたよ!」という
マッキー誤用(御用)者、きっといたよね。
私、ジーンズとか靴とか下駄とか、
色がはげたところにマッキー塗ってる人、
数人知ってる…。
靴とか下駄とかはわかんだけど、頭ってなかなかの猛者だよね。もしかしたら美Stさんの炎上商売だったのかもしれません。ゼブラのサイトに「使うんじゃねぇ!」という公式見解乗ってました。・・・だよねぇ・・・
http://www.zebra.co.jp/zebra/index.html