あの人にたらしこまれてみたいのよ/食いっぱぐれのなさそうな営業さんに出逢うの巻

プロフェッショナルセールスマン: 「伝説の営業」と呼ばれた男の壮絶顧客志向 (小学館文庫プレジデントセレクト)

この週末、ちらほらと営業の方が活躍する場面に出くわしたんですけれども。

某所でお茶していたら保険の契約をしているお二人組を見かけた。「あーあのロゴは、溜池山王の・・・」と広げているパンフレットからすぐわかる。実はわたしもそこで契約したことが有る。ちらちらと聞いていると、私も契約時に耳にしたことがあるセリフが営業の男性の方から聞こえてくる。あぁっ、あれってマニュアルだったの!? マニュアルでそういうこと言うことになってたのかー。あんな大の男たちが営業にまわって、ああいうプライベートっぽい会話を挟んでくるのがマニュアルだったのかよー。なんだか騙された気分よー。騙されたんだろうけども。保険って騙されてる感じするもんねぇ。

てなことがあった日の夕方、某所で某国のロイヤルファミリー御用達のバッグの売り場に足を踏み入れてみた。そこの営業の青年が素晴らしかった。若い人なのに、某国を代表するブランドのスーツを爽やかに着こなして、正直、三つボタンがはちきれそうなくらいにお腹はせり出していたんだけど、清潔さ、愉快な柄のネクタイ、人の目を捉えて離さない眼力、イケメンでもハンサムでもないけどその商品に対する愛情たっぷりの商品説明、「あぁっ、この人からなにか買ってみたい、なにか買っていい気分になってみたい」と体の中からマダム欲がモキモキと頭をもたげ頭をもたげ。どういうお家でどんなふうに育ったらこんなに魅力的な営業さんになれるんでしょう!? 呉服屋さんとかこの伝説の営業マンを歩合で雇ったほうがいいわよ!

諸般の事情でしばらく現金の持ち合わせがないわたくし、「この会期後、次にどこで買えるのかしら」とお尋ねしてみたら、次のスケジュールをすらすらと教えてくれる。「私はあいにくそちらにはおりませんが」と。あら残念。「実はいま転職活動中でして、次の仕事にもう入ってしまうので」、ねえねぇ、お兄さん、次は何売るの!? 次は何を売られますのーん! 五億くらいするマンション? 五千万くらいする車? 何売ってもあんた成功するでぇえ!!!! 

いま、思い出したら、あの営業青年さんはかわいらしい福耳だった。豊田章男さんもすんげぇ福耳なんですけど、福耳パワーってのは本当にあるのかしらねぇ。。あやかりたや、あやかりたや・・・・。

そんでそのロイヤルファミリー御用達バッグ、作りや丁寧さでいったら「デルボーはちょっとお値段盛りすぎなのでは」と訝しげに思いたくなるほどお値ごろでした。そうよね、革のバッグってせいぜい20万が上限じゃね? プラダの合成皮革みたいな加工を施したバッグにあたしゃ40万とか出せませんですよ。

そんで、そこの女王様は、そこのバッグを200個も持ってるんですって! さすが、ゴッド・セイヴ・ザ・鞄病クイーン!!! あそこの女王様、ファッショナブルだからねー。

2 COMMENTS

いち

ウカヌマーンだってカバン40個くらい持ってるじゃないの。
エリザベス女王には及ばないけれど、
かなりのもんよね!

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ukasuga

いまは絞りに絞って10個持ってないくらいだよ!
※山リュックを除く 
※スーツケースを除く

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