桜蘂聞いてほしいのこの声を/J-WAVEは若者リスナーを取り戻せるのか

ケトル VOL.28

J-WAVEの春の改編がのぅ。若手次世代リスナー「U25世代」を取り込むため、午後10時から11時半の番組を若者ナビゲーターが日替わりで担当する番組に変えたの。昨日それを知らずにちらっと聞いてたら、今週のテーマは社会に蔓延する「格差問題」の解消について。えぇぇー、おばちゃんたち、もうお酒飲んでダラダラ差し障りの無い作業してたり、ネット見たりしてる至福のダラダラ時間なのに、格差問題について考えなくちゃいけないのぅ。月曜日のテーマは「お家格差」。リスナーから寄せられたメールはこんな感じ。

私がお家格差を感じるときは、家族のお迎えのときです。車で迎えに来てくれるお家もあれば、我が家はお迎えも無しで、きちんと育てられている家とそうでない家の差が出てしまって辛いです

「一生つらがってろー!!!!」などと突っ込んだりはしませんけれども、いやいやいや、あ、でも、18歳から選挙権持たされたりするから、こういうこと考えないといけないんですか? こういう番組ってもうちょっと遅い時間帯でもよいんじゃないですか? もうちょっと遅い時間帯でも若者リスナーは聞いてくれるんじゃないかしら。というか、若者世代はこういうの聞きたいの? 意識高い若者向けみたいなんだけど、そういう人たちはこの時間帯にラジオ聞いてるの? そりゃーJ-WAVEも、いつまでも「恵比寿の40ワット」とか「代々木のサッカーおやじ」や「ホテルマンまおみ」さんたちのような、むしろ「YOU、パーソナリティ名乗っちゃいなよ!」くらいの長いキャリアのリスナーさんたちに支えられているわけにはいかないというのはよくわかっているんですけれども。

ヤングの思いの発露が切なくなって、ラジオ日本にチャンネルを変えたら大川栄策の声が。「栄ちゃんステーション」という番組です。あら、この人、ラジオ向きの優しい声ですね。しみるわー。そのまま聞いていたら今度は八代亜紀の「ムーンラウンジ八代」。陽気なファンクの歌詞を日本語に替えた復興応援ソングをて八代亜紀が歌ってた。あらーしみるわー。あたい、一気にラジオ日本に舵切ってしまうかもしれん。夜、酔っ払ってタクシーに乗ってる気分になれしね。

J-WAVEが中高年を切り捨てて若者をターゲットにした、それは本当に苦渋の決断でラジオ局としては思い切った施策だと思うし、最終的にはよい結果になることを願う。ラジオ局のPDCAですね! だけど、これ、この時間帯にラジオで聞きたいネタなのかなー。格差社会とかは真下 貴さんと滝川クリステルの『グローバルディベートWISDOM』にまかせておけばよいのでは。

哀歌-aiuta-

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